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俺と! くろの! 我思う故に底辺生活  作者: ぽっち先生/監修俺
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俺と! くろの! 昔は良かった?コーナー

俺と! くろの! 我思う故に底辺生活のコーナーがはじまるよー。

さあ、今宵も懲りずに始まった俺くろよろずコーナーですが今回のテーマはノンジャンルの作品です。


くろ様、今、過去にリスト化したノンジャンルの作品あらすじを読んでいたんですけど、さすがノンジャンルですね。これでもかというくらい青春期の閉塞感がテーマとして書き込まれていました。


ほう、お主も漸く判るようになったか。まぁ、あまり語ってやるでない。あれは一時の発作みたいなものじゃからな。今、本人に読ませたらモニター目掛けてスマホを投げつけること請け合いじゃ。


いやはや全くです。『死』とか『全滅』とか『別れ』とか、もう何でそんなテーマに感心を持つの?ってなくらいてんこ盛りです。いや、別にいいんですよ、ただあまりにも身勝手な理由なんですよね。まぁ、あらすじを読んだだけですから実際はもっと深い意味合いを持たせているのかも知れませんが、ちょっと今の若い子たちには共感して貰えそうにありません。10年経つと若者たちの思いも変わるんですね。


そうか?じゃが新作として投稿されているモノの中にも同じようなものはあるはずじゃぞ?人間なんてそう簡単に変わらん。なんと言っても青春期とは精神の脱皮期間じゃからな。脳回路が一緒なら感受性の強度も大して変わらん。しかし、処理しなくてはならない情報量は増大している。その情報の捨拾に追われてひとり静かに己が心と向き合う暇がなくなっておるのじゃろう。


くろ様、一見いい事言っているようですけど、何の根拠もないですよね?


うむっ、青春に根拠など要らぬ。ただただ異性に向かって突進あるのみじゃっ!


目立ちたい、ちやほやされたい衝動の性欲版ですね。まぁ、実際ここから作家デビューしても食べていける人は年間精々片手で余るくらいでしょうから、それなら一部のコアなファンを信徒として彼らに崇められている方が精神的にも健全かも知れません。


くくくっ、井の中の蛙とはこの事じゃ。ちんまい世界で一番を気取っておる。じゃがそれでよい。世界は大きい、大き過ぎて全体を俯瞰できぬのじゃ。ならば手の届くところで満足するしかない。小説と言う娯楽を提供し、経験の浅い者たちから賞賛を浴びられればよいのじゃ。


まっ、今現在の若い人たちの投稿動機は置いておきましょう。論じたいのは過去の作品群です。これがまた今とは趣が違っていて新鮮なんです。結構、青春モノが多いいんですよね。


そうじゃのぉ、まだ異世界転生モノが主流になる前の時期に投稿されたものが多いからな。当時の主流を狙って投稿しているというより、自分がそれまで読んでいたジャンルやテーマに沿った作品を投稿しておるのじゃろう。じゃが、自分にとっては好きなテーマが人も好きとは限らん。結局評価等を得られずに途中で投げ出しているやつがいっぱいじゃ。


あーっ、やっぱりそうなんですかね?完結ボタンを押し忘れているだけと言う訳では?


まずないな。こやつらにとっては小説の投稿など、ただのチャレンジにしか過ぎぬ。人がやっていてなんかみんなから絶賛されているから自分もやってみようと思っただけじゃ。そして現実を突きつけられて諦める。こやつらにとって作品など釣りの餌にしか過ぎん。釣れなかったらそのまま放置じゃ。


厳しい物言いですね。あらすじだけでそこまで深読みするのはどうかと思うんですけど・・。


いや、ちゃんと投稿数と文字数のデータも使って判断しておる。過去の良作を探す?止めておけ。老兵は死なぬ、ただ消え去るのみじゃ。浮き上がれなかった作品にはもはやチャンスはない。続ける事だけが、このスルー社会に一矢報いる唯一の方法なのじゃ。


はぁ、そんなもんですか。


そうゆうものじゃ。


-お後がよろしいようで。-

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