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俺と! くろの! 我思う故に底辺生活  作者: ぽっち先生/監修俺
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俺と! くろの! 小説は娯楽としては底辺?コーナー

俺と! くろの! 我思う故に底辺生活のコーナーがはじまるよー。

さあ、今宵も懲りずに始まった俺くろよろずコーナーですが今回のテーマは小説の立ち位置です。


お主よ、ふと考えてしまったのじゃが、この投稿サイトに来る読者って何でくるのじゃ?


はぁ?何でって素人が投稿した小説を読みに来ているに決まっているじゃないですか。


ふむっ、まぁ普通はそう考えるよのぉ。じゃが小説って文字情報じゃぞ?漫画や動画と違って文章を読み解かねばならぬ。それって『負荷』じゃよな?今の若いやつらは面倒が嫌いなのじゃろう?なら何でわざわざ負荷の掛かる小説なんぞを読みに来るのじゃ?海賊版の漫画サイトは糾弾され読めなくなったらしいが、それ以外でも漫画が読めるサイトはいくらでもあるであろうに。


くろ様、それはですねぇ、少数の動向を持って全体を語っています。確かにここのアカウントは100万を超えていて、それと同数以上のアカウントを持っていない人たちが集まっているみたいですが、それでも上を見て200万でしょう。つまり同世代全体の中では10パーセントもいないのですよ。この国の若者が全部が全部、自堕落な面倒くさがりではありません。ちゃんと『負荷』を克服した先の楽しさを理解している子たちも沢山いるんですよ。


負荷の克服か・・。しかし、全体のベクトルとしては低負荷の方向に進んでいるように思えるのじゃが。


当然です。エスカレーターがあるのに、わざわざ階段を使う人はいません。仮にいたとしてもその人は別の目的があるはずです。


そうなると自由経済の競争原理から、昔風の硬い作風や考えさせられるような内容の物は淘汰されてしまうのではないか?


それも当然です。でもそれはあくまでこの投稿サイト内限定の流れです。一般書籍では別の王道があり、未だにそちらが主流ですから。つまり住み分けなんですよ。軽くふわふわな自己の欲求の簡単な具現化が好まれているのは、小説全体の中では『ラノベ』というひとつのジャンルだけの傾向です。逆にラノベが純文や史実に基づいた歴史小説みたいな作風が主流になったら、それはもはや『ラノベ』じゃないですよね。


ぬーっ、そう言われればそうじゃな。しかし、それは我の疑問の答えにはなっておらん。漫画や動画と言う競争相手がおり、それらもこの投稿サイトと同じような場があるはずじゃ。何故そちらへ行かずに文章を読み解く必要がある『負荷』を強いられる小説を読みに来るのじゃ。


まぁ、一番の要因は『無料』だからでしょうね。後は『飽き』です。ここも同じような作品ばかりだと言われていますが、漫画や動画も同じなのでしょう。だからそれらに飽きた人たちが『小説』という情報伝達媒体を覗きにくるんですよ。勿論中には10行読んで拒否反応を示す人もいるはずです。でも全員ではありません。そんな淘汰を乗り越えた人たちが読み続けているんだと思います。


成る程のぉ、元となる数が多いから生き残るやつらの数も200万になるのか。


しかも毎年新入生が入学してきますからね。そして卒業しちゃった人は大抵アカウントは消していきませんから。幽霊部員ならぬ幽霊アカウントがゴミ屋敷のようになっているのでしょう。


お主の実質読者が半数以下という説の根拠じゃな。


現役の5作品以上投稿者の数が5千人以下だと知っちゃいましたからね。


その5千人の素人作者の書く作品のベクトルがゆるふわ簡単ラッキー人生へ集中しておるのじゃな。


それが読者の嗜好となっているのですから当然でしょう。色々な料理を提供するレストランだって人気メニューがあるのです。料理長が好きだからとメニューに書いてあっても『くさや』や『シュールストレミング』をわざわざ注文する客はいないですよ。


日本人って発酵食品が大好きなはずなんじゃが?


程度があります。後は慣れかな。臭いって慣れますからね。酸素だって本当はすげー刺激臭らしいですよ。でも慣れればスルーできるんです。


成る程、この投稿サイトでテンプレ批判をしておる者たちはまだ慣れておらぬだけなんじゃな。


臭いとは違うでしょうけど、すげー良作のテンプレが出てくれば慣れるかも知れません。


さて、話を戻すが『飽き』に関しては小説とて同じであろう?実際同じような物語ばかりだと文句をいうやつがおるぞよ。


はははっ、そうゆう方には是非ともお金を出して紙の本を読んで貰いたいですねぇ。この投稿サイトの10万文字以上の作品は2万以上ありますが、書店に並んでいる紙の本はそれ以上ですからね。


つまり作品の多さが多様性を生み出していると言うのか?


ハマれるかどうかにもよりますね。シリーズで10巻以上続いている作品なんて好きな人には堪らないでしょう。逆に1巻しか出ていなかったらもんどり打ってダダをこねるはずです。


うーんっ、確かにのぉ。じゃからここにはやたらと連載が続いている作品が多いのか。


まっ、それも読者の方々に支持されていればこそですけどね。週間UVが100以下で連載を続けるのはメンタル的には大変だと思いますよ。


ぽっちの作品もそんなもんであろう?


ぽっち先生は予約投稿で全話一括投稿ですからね。投稿したら読まれ具合を確認するのは月に1、2回ですもの。気にしようにもその機会がありません。


ほうっ、自前のネット環境を持っていない事が初めて利点となったな。


計画はしているんですけどね。一応金額も計算しているみたいですし。


対費用効果じゃな。しかし、友達のいないぽっちではネット上のコミュニケーションをとろうにも相手がおるまい?まずもって黒字にはならぬと思うのじゃが?


くろ様、それは言わない約束です。


-お後がよろしいようで。-

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