表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
俺と! くろの! 我思う故に底辺生活  作者: ぽっち先生/監修俺
107/190

俺と! くろの! 温度計は黙々と働いておるコーナー

俺と! くろの! 我思う故に底辺生活のコーナーがはじまるよー。

さあ、今宵も懲りずに始まった俺くろよろずコーナーですが今回のテーマは気温です。


だ~っ、寒いっ!何じゃこの寒気はっ!外気温度がマイナス8度ってバナナで釘が打てるのではないのかっ!


くろ様、今、このエッセイを読んでいる方たちって夏真っ盛りのはずです。ちゃんと季節を合わせて下さい。


嫌じゃっ!そんな悠長な事をしてはおれんわっ!東京でさえ氷点下4度じゃぞ?地球温暖化はどこに行ったのじゃっ!


はいはい、温暖化は平均値ですから瞬間的にはこんな事もあるんですよ。今年の夏の気候予想では平年より気温が高くなるらしいですから、これを読んでいる人たちはパンツ一丁でビールでも飲んでいるんじゃないですか。


かーっ、何たる理不尽っ!たった半年の時差でここまで気温が違うのか!駄目じゃ、地軸の傾きを直さねばならぬ。これ、ちょっと地球にぶつける小惑星を探しに行くぞよ。


くろ様、そんな物理的なことをしないで下さい。くろ様って腐っても神さま待遇なんですから、パチンと指を鳴らしてやればいいでしょう?


誰が腐っておるんじゃっ!寒過ぎて腐る前に凍るわっ!あーっ、とうとう水道が凍ったぁー!


あっ、直接蛇口に熱湯をかけちゃ駄目ですからね。こうして雑巾を巻いて段々と溶かして下さい。ほら、水が出てきましたよ。


くーっ、水まで冷たいのじゃ。痺れるというより痛いぞよ。


そうですね、痛覚って他の神経より伝達速度が速いらしいですから、極端に冷たいものを触ると温感より痛覚の方が先に脳に達して痛さを感じるらしいです。


くっ、こんな時にうんちくを聞く羽目になるとは思わなかったわい。しかし、こんなに寒くては野鳥や野良猫どもは凍死してしまうのではないか?


どうでしょうね、まぁ、カラスなんか昨日の氷点下の空でも飛んでいましたから大丈夫なんじゃないですか。


全く昼でも気温がマイナスってなんなんじゃ?お天道様はどこにいかれたのじゃっ!ああっ、極寒地獄とはかくも凄まじいところなのかっ!


くろ様、マイナス8度程度で泣き言を言わないで下さい。北海道なんてマイナス20度ですよ。シベリアなんかマイナス30度以下らしいです。


そんなところに住んではいかんっ!ああっ、我も翼があれば南に旅立てるのに・・。我は不幸じゃ。弱弱しい、可憐な乙女じゃ。だから熱々の肉まんを奢ってたもれ。


くろ様、結局食意地ですか。まぁ、食べ物を食べれば体温も上がりますからね。はい、カキ氷です。幾らでも食べていいですよ。


わーい、我はイチゴシロップにするぞよ。って要らんわっ!大体、雪はこまい塵を核にしておるらしいではないかっ!そんなもんを食べたら腹を壊すわっ!


あらら、どこでそんな事覚えたんです?まぁ、大量に食べなきゃ大丈夫ですよ。


だから食べるかっ!ただでさえ寒いのに腹を冷やしてどうするっ!


まっ、冗談です。はい、おでんですよ。これなら暖まるでしょう?


おおっ、これじゃ!これこそ冬の醍醐味であるっ!くーっ、この大根は味が染みていてほくほくじゃ!あっ、そのタマゴは我のじゃからなっ!モチ入り巾着もじゃっ!ああっ、このだし汁のうまさは格別じゃ。生き返るのぉ。


くろ様、本当に季節感が台無しです。


-お後がよろしいようで。-

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ