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私は無関係です!  作者: あやめ
無関係だと思いたい
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事務所はどこに

それから車は高速には乗らずに

ひたすら下道を走っていた。かれこれ2時間も


途中コンビニに寄ってもらい

会社に休むと連絡を入れた



『私、すぐに家に返してもらえるんでしょうか?』

と聞いたら

『おそらくですが、しばらくは無理だと思います』

とスキンヘッドが言ったので

だいぶ重い風邪という事にしておいた


これで3日くらいは大丈夫だと思う

雑務なんて居なけりゃ居ないで

仕事は回るのだからなんて

少しセンチメンタルになっていたけど


ちょうど電話に出た森川さんが

とても心配してくれた

電話でも爽やかだった。少し癒された。



もう逃げる気もなく

半ば諦めた気持ちが伝わったのか

コンビニでは特に拘束される事もなかった


喉が渇いたのでコーヒーでも買おうかと

レジに並んでいたら金髪がさっとそのコーヒーの

お金を出してくれた



『えっ…と、ありがとうございます』


『いや、怖がらせてたみたいでごめん』


金髪がデレた!

ツンデレ?!


『金はあっちだから』

と車で待ってるスキンヘッドの方を

親指で指差した



親指で指差すのが癖なのかな?



なんだかだいぶ打ち解けた感が

出ている気がしたので

スキンヘッドにコーヒーのお礼を言った勢いで



『どうして私は連れ去られているのでしょうか?』

と聞いたら

『それは私達の口からはお伝えできません。若から話を聞いて下さい』

と言われた




若!!

若だって!!


自分の人生で『若』という言葉を現実で

耳にするとは



なんか現実感が無くなってきたなー


これ夢かな?



なんてちょっと現実逃避していたら


もうすぐ着きますよ

とスキンヘッドが教えてくれた


やっとかー


なんだか変に緊張感があったからか

とても肩が凝った

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