日常は
初小説です。
ぶっつけ本番です。
いつまで書けるかはわかりません。
『おはようございます!』
白川 杏24歳。
160cm。
ストレートのロングヘアは
一度も染めたことはないやや茶色がかった黒髪。
その長い髪を後ろで1つ縛っている。
色気なんてどこにもない。
高校時代から変わらない髪型だった。
大学を卒業して無事に就職。
2年目を迎え仕事にはだいぶ慣れた
といっても書類整理やお茶汲み
電話応対などのいわゆる雑務がほとんどだけれど。
『おはよう。昨日お願いしてたの出来てる?』
向かい合わせの席に座る森川さん。
今日も爽やかな笑顔だ。
森川さんはいわゆるイケメンらしい。
私はよくわからないけど。
向かい合わせの席だと話したら
同期の子には大層羨ましがられた。
席が向かい合わせだからって、
仕事中は机とにらめっこなんだし、
どこでもあんまり変わらないのでは?
と思うのだけど。
『ん?俺、顔になんか付いてる?』
『あ、いえ!何も!
昨日のですね』
私は急いで昨日のうちに作り上げていた書類を
森川さんへと渡した。
『お待たせしました!』
『ありがとう』
森川さんは書類を受け取りながら
片目をつぶってきた。
…目に何か入ったのかな?
無理して笑わなくてもいいのに。
今日も1日何事もなく仕事を終えられた。