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聞くは一時の恥聞かぬは末代の恥、気が付けばご主人様!

ミネルー街 奴隷商人アンディの店


「ここか。」

独り言が出てしまう。

二人とフィーネは、こちらを期待している目でみている。どうやらこいつらは自分を正義の使者か何かと勘違いをしているのではないだろうか?

扉をノックする。実は内心ビビっている。

おっさんを止めた時でさえ、ないびびりまくりだったのだ。

力にものをいわしたが、今回は通じるだろうか…とか考えていると、扉が開く。

「いらっしゃいませー、どうぞなかへー」

と中にはいる。

カウンターがあり、人の良さそうな青年がいる。

「いらっしゃいませ、買いですか?売りですか?

妖精じゃないですか?!買い取りならたいきんだしますよ?」

青年はテンションが上がっている。

「アンディさんという方は?」

聞いてみた。

「私ですよ、ご用件は?…」

といっている途中で二人にきがついたようだ。

「おおっ!逃亡奴隷を捕まえてくださったんですね!?ありがとうございます。お礼は払います。」

とお金を出そうとするので、

「いえ、この二人を売ってください。」

「へっ?、この二人ですか?まだ調教なども済んでないのて売れません。」

驚いている。

「それでもかまわない。」

「ですが、奴隷と言うことをちゃんとわからさないと反抗などもありえます。奴隷の首輪があるとはいえ…」

「大丈夫。売ってくれ」

「いいですが。知りませんよ?あとのことは」

「ああ」

そう言うと

アンディは、店の奥に行った。

しばらくして戻ってくる。手には首輪がいくつか。

「おまたせしました。呪いの首輪の使い方はご存知で?」

「首輪なしじゃダメなのか?」

「えっーと、首輪が無ければ主人に反抗される危険性が高まります。首輪で主人契約を結び反抗できなくし、持ち主とアピールする必要があるのです。

また、首輪がないと他の奴隷商人に捕まえられたりと面倒なことにもなるかと。」

「なるほど。どうする?」

二人の方を見ながら、聞くと二人は。

「「お願いします」」

「わかった、首輪の説明を頼む」

アンディを向き直りそういった。

「首輪ですが、種類はこれだけあります。」

「柄や色?」

「はい!どれも制約等は同じですからあとはオシャレで。制約について説明しますね。」

というとアンディは首輪をもち続ける。

「首輪を取り付けまして、魔力を込めます。そして 制約 と念じてください。その後取り決めをします。これをしてはダメだ、これをやれ、など。

取り決めをやぶった場合の呪いも決められます。死はもちろん、魔力を無くすとか、腕を使えなくするなど。」

「なるほど。」

「魔力を込めることにより、他者の奴隷商人に奪われることがなくなります。首輪を外せるのも、魔力を込めた人のみ。魔力を込めた人が死ねば、奴隷も死ぬという制約もできます。」

「へー」

そろそろ頭の中がいっぱいになりそうだ。

「奴隷に詳しくないようなので説明をしますが、

奴隷は誰でも奴隷にするというわけにはいきません。ますば犯罪奴隷、犯罪を犯したものは犯罪奴隷としてなります。どの程度からかとかはいつかお話します。次に、戦争奴隷。国家間の戦争で捕まった捕虜や焼き払われた村や町などの奴隷です。その子たたちは戦争奴隷ですね。村の生き残りで生活できそうもないから奴隷にと。契約を前に逃げられましたがね。」

「なるほど、奴隷商人が無理やりとかはないんだな?」

「そういう奴らもいます。無理やり町や村から誘拐して奴隷にと、それがお城に知らされればそいつらも奴隷になりますがね。バレなければよいと、する奴もいます。」

「ほうほう。そういうやつを捕まえたらお城に連れて行けばいいんだな?」

「ですが、証拠としてその奴隷を連れて行くなどしやいと難しいかもしれません。いちいち嘘をお城も取り合ってくれませんし。」

「なるほどな。」

というと二人にどの首輪がいいかきいた。

すると二人はピンクの首輪をえらんだ。

女の子なんだなと思った。

「で、いくらだ?」

と聞くと、

「首輪が一つ15000ユルド、2つで30000ですね。

その子たちの値段は、一人15万ユルドで二人で30万ユルドですね。合計で33万ユルドてすが!

その子達は教育前ですので少しお安く、10万にしましょう。合計で、23万で。」

「はい。」

と、だした。ちょっといきなり20万とか失うのはいたいが、仕方ない。

「毎度ありー。そちらの妖精はうりませんか?300万で買い取りますよ?」

「フィーネは数少ない友達だからダメだ。」

というとアンディは寂しいものを見る目にかわったような気がした。

その目にいたたまれず、早く出ようとするが

「お客さん、首輪の設定して出られたほうがいいですよ。逃げられますよ」

逃げられた本人がいうのだ。

「そっか。」

というと二人はもうすでに首輪を着けていた

魔力を流し、制約。

「二人は自分の奴隷だ」

というと二人は

「「はいっ」」

と元気だった。

奴隷商人の店を出ると、宿ではなく冒険者ギルドを目指すのであった。

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