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まかぬ種ははえぬ、気が付けば夢の中

本屋に行くたび大量に、小説を買ってしまい本だらけに。控えなきゃと思いつつも、誘惑に負ける。

ミネルーの街


「やどはどこだ?」

もう限界が近い。

「聞いてくるね〜」

フィーネはそういうと、飛んでいく。

空は、真っ赤に染まっていく。この世界でも夕焼け空はあるんだな。と当たり前?のことを思う。

「聞いてきた〜、あの建物だって。ベットの看板の。」

なんと言うことだ。すぐ間近にあり、わかりやすいマークすら気付かない。

集中力のなさが伺える。

宿の扉をあける。

正面にはカウンターがあり、誰もいない。

右手には椅子やテーブルが。なんか冒険者ギルドとデジャヴる。カウンターから覗き込み、

「誰かいませんか〜」

弱々しく声をかける。

お腹減りすぎて力が出ない。

ぬっと少女が現れた。茶色長い髪。整った顔立ちで可愛らしい声だった。

「あっ、いらっしゃい。」

「泊まれるかな?」

「あいてますよ。何泊ご利用ですか?」

首をかしげながら言う姿が可愛らしかった。身長は自分より20センチくらい低いのかな。

「何泊…うーん、とりあえず三日で。」

この宿がどんな感じかわからないので、短めに決めた。なら一日でいいじゃないか、と思うかもしれないが、この受付をしている可愛い生き物を、観察したいというのもあった。

「三日ですねー、24000ユルドです。」

「あっ、冒険者カードあります。」

あっポイントカードあります。的な言い方になった。日本でよくある光景だ。

冒険者カードをだす。

「冒険者様なんですね〜、2400ユルドにかわります。」

「フェアリーも一緒だけど大丈夫ですか?」

「大丈夫ですよ〜。使い魔や召喚獣なんかも数えませんので。料金的にベットの数で決まりますので。」

「なるほど、わかりやすい。あとお腹減ってるんだけど、食べれる場所ってある?」

「うちは、食事もできますよ。別料金になりますが」

「おお、今すぐ食べたい。」

「このメニューから選んでくださいね〜。すぐ作りますね。」

「フィーネは何食べる?自分は肉なら何でも。」

「あたしは〜 コレ!」

フィーネは木の実のサラダをたのんでる。菜食主義なのか?

「では、お肉系とコレですね。ちょっとまってくださいね。」

と、中に入っていく。

なぜ、料理名言わないのだろう。

とりあえず椅子に座って待っていると、デカイおっさんが奥からでてくる。身長は2m級なのか。

巨人だ、巨人族に違いない。とか思っていると徐々にこちらに近付いてくる。えっ、こっちにきそうだ。デカイおっさんには興味ないです。

真横までやってきた。見上げてしまう。

「注文したのは君か?お肉系といわれたんだが、何の肉にする?」

おおっ、意外にまともだ。声も深みがある渋い。

「すいません。何の肉がどうとかわからないので、柔らかくて美味しいのを」

「わかった、任せろ!。」

親指をたてられた。なんか頼もしいっす。

なんだろう。この宿屋、面白い。4泊でも良かったかも。たった1日増えただけかよ!。ツッコミがきそうだ。

フィーネはどこ行ったんだろう。椅子に座るときには、いたが…

そうこうしていると、デカイおっさんが料理を持ってきた。焼かれた細切れのにくだ、うまそう。

「またせたな、ウルフの香草焼きだ。あとナッツサラダ。」

ウルフ、まさかね…

とりあえず気になったことを聞いてみた。

「美味しそうです。ウルフ肉が一番美味しいんです?」

「美味しいかどうかは人それぞれだ。この辺でよく取れるのが、ウルフなだけだな。さっき冒険者ギルドからウルフ肉が持ってこられたから新鮮だぞ。」

さり気なく、それは新鮮じゃないんだ。持ち込んだのも自分だったりする。

「冒険者ギルドに売ったのがここに来るのか。」

そういうと、おっさんが

「お前が狩ったのか?」

驚いた顔で見てくる。

「この街にくる途中で仕留めた。」

食べながら答えている。

「なるほどな、それなりの冒険者なのか。もし肉など手に入ったら持って来い。調理してやる。味見はするがな。」

堂々と言い放った。

「狩ったのを持ってくればいい?解体とかできないんだが…」

「解体なら俺ができる。冒険者ギルドで解体してもらって肉だけ引き取ってもいいし。自分で食べたいならそうしたほうがいい。」

「なるほど、その時はお願いします。」

といったとき、フィーネが飛んで戻ってくる。

「わーできてるー。」

ナッツサラダに飛び込む。行儀悪いな。

と、ウルフ肉を食べていると、サラダから顔をだしたフィーネが、

「あー、おにく〜あたしも食べる〜」

わかった、と一枚よけてサラダに放り込む。

必死に食べているようだ。気持ちはわからなくもない。1日何も食わないのはきつい。

食べていると、気になった。デカイおっさんがずっと横にいる。気まずいので話しかける。

「そういえば、受付してくれた娘はなぜ料理名を言わないんだ?」

「ん?ああ、ティエラは字が読めないんだ。だから大まかにしか伝えてこない。」

おっさんは、ずっとこっちとフィーネを交互に見ながら答えた。

「食べ終わるのを待っているんです?」

食器を片付けるまで戻れないのだろうか?

「代金を貰ってないからな。」

ふぉ!?そうだったのか

「いくらだっけ?金額聞いてなかった」

「ウルフ肉香草焼きが800ユルド、ナッツサラダが650ユルド」

「はい」

1450ユルドはらう。

「終わったら受付のとこに置いといてくれ。」

「りょうかい」

デカイおっさんはさっていく。

これで落ち着いて食える。

それにしても、ウルフ肉。さらに山盛りで800か。

なんかお得に感じる。ガツガツ食べていくのであった。食事を終えると受付に皿を出した。

さて部屋へ…あれ?部屋はどこかも聞いていない。

受付で

「すいませーん」

デカイおっさんがでてくる。

「おう?」

「そういえば3日泊まるってことなんだが、部屋とか案内が…」

「料金は前払いだ。冒険者だったな、2400だ。まったくティエラは、なにをやったるんだ。」

2400はらう。

「部屋は3だ。」

「わかった。」

鍵とかはないのか。それだけ危険はないのかな。

お腹が膨れると、眠くてしょうがない。

とりあえず寝よう。3のへやにはいる。

扉にはカンヌキが付いている。とりあえず設置してベットにたおれこむ。

限界だったのだ。

累計1000PVありがとうございます

楽しく書かせてもらっています。

誤字、脱字おおくてすみません。

見づらかったら言ってください

改善するよう努力します。

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