説明と死神と魔王
ご覧いただきありがとうございます。序盤の説明パートはこれで終わりの予定です。
「まだ…おでん…」
一瞬期待したがそんなことはなかった。
まぁ、変わってないといえばそうだが、やはりちょっと悲しい。
幸い手足は動くし身長も結構伸びてる。
両手がおでんになってるだけだ。
「というか、ここ何処だ?」
さっきまで忘れていたが、ここはいったいどこなんだろう?
薄暗くて不気味だ。早く出ていきたい。
だが出口もわからないから探っていくしかない。
そう思ってると、左の方から足音がしてきた。
???「お目覚めですか?魔王様」
「うん?」
声がしたので振り向くと、目が隠れるくらい、大きな黒いローブを着てて、鎌を持ってる人物が現れた。
「ひぃ!」
思わず声が出てしまった。
だって怖いし。
鎌持ってる人が目の前に出てきたら普通にビビる。
しかも辺りが暗いから余計怖い。
???「どうしました?魔王様」
その人が話しかけてきた。
怖い。いやフツーに。
鎌怖い。下手なこと言ったら殺されそう…
というか魔王様って誰だ?
人違いじゃないのか?
「ま…魔王様…って…ど…どちらさm…どちら様で…でしょうか…?」
一刻も早くこの場から逃げ出したい。
???「あっ…失礼しました。まだ説明してなかったですね。」
???「私は魔王サポーターの死神です。」
死神「魔王様があちらの世界で燃やされたとき、こちらで旧魔王が勇者一行に倒されました。」
「魔王はずっといなければならないのですが、魔王に子孫がない場合、代わりに魔王様の世界で同じタイミングで死んだ者を転生させる決まりがあるのです。」
「それで選ばれたのが魔王様ということです。」
…えっ?
まだ理解できてないんだが…
えーと…魔王が倒されたから代わりに転生させられて…それで選ばれたから…
「僕が…魔王…?」
死神「そうです。」
「へ?」
「ええええええええええ!?!?!?」
えーと…説明…ちょっと読みにくいかもしれませんが、分からないことがあればお申し付けください。
まだ続きます。