サンタクロースはいるのか?いないのか?
唐突だが、サンタクロースはいるのだろうか?
勿論大人は皆いないと言うだろう、夢のある者ならどこかにいるかも知れないと言うだろう。
だが子供ならどうか? サンタクロースはいると信じている子は恐らく沢山いるだろう。
クリスマスの夜枕元にそっと置かれているプレゼント、親御さんが内緒で置き、朝目覚めた時サンタさんが置いて言ったと嘘を……いや、失礼、夢を語るからだ。
子供の世界はまだ狭い、親の言葉は重くそれが真実となる。
しかし、そんな夢見る子供も、幼稚園や学校に行けば世界が広がる。
テレビや本等で情報を得る。
そしてその情報の中や友達との会話からいつか知るだろう。
『サンタクロースはいないって事を』
サンタクロースはいない、誰でも知っているおとぎ話。
しかしだ、もし偶然にもサンタクロースに関わる情報に出会えなかったら? 友達との話題に上がらなかったら? 大人になるまで毎年プレゼントをこっそり置き続けたら?
その子供はいつまでもサンタクロースは存在すると信じ続けるだろう。
そしてここに、高校生にもなって信じ続けている一人の少女がいる。
月ヶ瀬 秋 僕の妹だ。
サンタクロースではないが子供の頃から信じ続け、今でも信じきっている事があった。
それは……、妹は僕と……兄である僕と結婚出来ると……今でも本気で信じている……高校生になった今も、本気でそう信じ続けていた。
ツイッターで新作書けが1位になったのと久しぶりに妹物が書きたくなったのでつい書き始めてしまいました(笑)。一応短編の予定です。
多分ランキングは上がらない思いますが、ブクマ評価一応お願いしま~~す(笑)