«第4章 この人たちはナニモノ...!?»
人間には、、、幸せな者と不幸せな者がいる。
私は、不幸せな人生を歩むことになる。
産まれて直ぐに施設に預けられて、親の顔も知らないまま過ごしていく。
5歳になった私は、里親のところへ。
でも、既に里親のところには2人の本当の子供がいた!
私は、お手伝いさんのようにこき使われる。
そんな時、私の唯一の味方は、3つ上のお兄ちゃんだった。
そこから意外な展開へ、、、。
私は信じていなかった...。
この人たちが、本当のお父さんとお母さんと言う事を、、、。
でも、もしそうなら、、、何故私を捨てたのか......?
私を愛していなかったのか......?
私がいろんな事を考えていると、、、?
『本当に済まない! ジーン、お前は正真正銘の俺たちの子供だよ!』
『貴女の考えている事はわかっているわ!』
『えぇ!? 私の考えている事がわかるの...?』
『もちろんさ! ジーン、お前もその力が備わっている! 自分自身で
それは分かっているはずだよ!』
『...ううん。』
『じゃ! 本題に入ろう! 何故お前を俺たちが捨てたのか、、、?
それは、俺たちが【死神】だからだ!』
『...死神? 何を言ってるの、、、?』
『試練なんだ! 絶対に通らないといけない試練をお前はやり遂げた!』
『.....』
『もう、試練の期間は終わったの! だから私たちが貴女を迎えに来たのよ!』
『...えぇ!? 何が何だかさっぱりわからないわ!』
『最後の試練がある! お前が大切に想っているお兄ちゃんがもうそんなに生きて
いられないようだ! そしてお前の最初の任務が彼の魂を連れてい行く事!』
『えぇ!? お.お兄ちゃん? 死んじゃうの、、、?』
『えぇ、もうそんなに長くないと思うわ...。』
『そ.そんな! 酷過ぎるわ! 私は死神なんかなりたくない!!!』
『ジーン、泣かないおくれ~! 本当に済まないと思っている!』
『突然現れて! 貴女の親だと言った後に、死神なんて聞いて信じてもらえない
事だらけよね、、、? でも、全て本当の話なのよ!』
『そんなの酷い! 私にとってお兄ちゃんだけが唯一頼りに出来る人で、、、
私にとって【大切な人】なのよ!』
『本当にごめんね アナタ! この子には荷が重すぎるわ!』
『ダメだ! これはこの子の任務なんだ! 死神になる為にはこの任務をしなけ
れば、立派な死神にはなれん!!!』
『どうして、、、? 私が死神なんかにならなくちゃいけないの...?』
『お前が、俺たちの血を引く娘だからだ! 俺たち【死神一族】は、代々
こうして受け継がれてきたんだよ!』
『ジーン、貴女は私の大切な娘よ!』
『まぁ、よかろう! いきなりいろんな事を言われて混乱しているのかも
しれんしな! よーく考えるんだ! ただな、ジーンよ! お前は俺たちの
血を引いているんだ! 【死神の血】をな! それだけは忘れるな!』
『じゃ、また来るわね!』
『......』
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