«第3章 どんなに辛くてもお兄ちゃんには知られたくない。»
人間には、、、幸せな者と不幸せな者がいる。
私は、不幸せな人生を歩むことになる。
産まれて直ぐに施設に預けられて、親の顔も知らないまま過ごしていく。
5歳になった私は、里親のところへ。
でも、既に里親のところには2人の本当の子供がいた!
私は、お手伝いさんのようにこき使われる。
そんな時、私の唯一の味方は、3つ上のお兄ちゃんだった。
そこから意外な展開へ、、、。
私はウソの話をお兄ちゃんにした...。
本当は楽しい事なんか、、、?
1つもないのに......。
お兄ちゃんに心配させたくない想いでウソの話をし続けた...。
お兄ちゃんは、嬉しそうに私の話を最後まで聞いてくれた。
それから2日後...。
私の一人暮らしの家に、真っ黒の服を着た男性と女性が訪ねてきた。
歳は50歳ぐらいの男性と女性はもう少し下ぐらいで45歳ぐらいに見えた。
でもこの人たちは......?
『あぁ、ビックリしたと思うが、俺たちが君の本当のお父さんとお母さんだ!』
『貴女とちゃんと、話がしたいの?』
『...えぇ!? 帰ってください! 私には両親はいません!!!』
【ガチャン】とドアを思いっ切り閉めた!
それからと言うもの......。
毎日、この2人が私に会いに来るようになる!
1週間ぐらいは無視し続けたのだけど......?
二人が私に会いに来て10日目...。
私は、とうとう二人の話を聞く事にした。
『ありがとう、やっと私たちの話を聞いてくれる気になったのね、、、?』
『本当に済まない! ジーン...。』
『...えぇ、それって? 私の名前なの、、、?』
『あぁ、キミの名前は【ジーン】とキミが産まれて直ぐに俺がなずけたんだよ!
俺の名前は【パスカ・ダーレン】そして妻の名前は【ビビカル】と言うんだよ!』
『私の名前はジーン・ダーレンって言うんだ? 取り敢えず、そんな格好で怪し
まれるから家に入って! それにちゃんと私も話を聞きたいし、、、。』
『あぁ、ありがとう。』
『ジーン、ありがとう!』
『さあ、入って!』
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