«第2章 お兄ちゃんだけが私の味方。»
人間には、、、幸せな者と不幸せな者がいる。
私は、不幸せな人生を歩むことになる。
産まれて直ぐに施設に預けられて、親の顔も知らないまま過ごしていく。
5歳になった私は、里親のところへ。
でも、既に里親のところには2人の本当の子供がいた!
私は、お手伝いさんのようにこき使われる。
そんな時、私の唯一の味方は、3つ上のお兄ちゃんだった。
そこから意外な展開へ、、、。
でも、私が18歳の時にお兄ちゃんは病気で大きな病院に入院する事になった。
私は、お兄ちゃんが入院した後、家を出ることにした。
そして、、、私は一人暮らしを始めたのだ!
里親の両親とヒカルは、、、。
『アンタがこの家から出て行ってくれて、清清するよ!』
『面倒見てやったんだ! 幾らかお金を振り込んで来てもいいんじゃないのか?』
『やったー! 部屋が広々と使えるわ~!』
...そう言われて、私はこの家を出ていった。
『少しの間だったけど、ありがとう! そしてもうここに戻って来る事は二度と
ないわ! さようなら...。』
家の前で一礼をして、私はこの家を後にする...。
私はバイトを掛け持ちしながら、家に月々3万円を払いつつ...。
家賃に光熱費、食費などなど支払うモノが多く。
給料日の日には、ほとんどお金が支払いの分で消えていく...。
一人暮らしの家には、寝るだけの為に帰ってきていた。
唯一の私の楽しみは、週に一度だけお兄ちゃんのお見舞いに行ける事。
お兄ちゃんの顔を見るだけで、、、今までの疲れが何処かに飛んでいく。
『元気にしてた? お兄ちゃん! 会いに来たよ~』
『いらっしゃい、るるか! 少し痩せたんじゃないのか? ご飯はちゃんと
食べているのかい、、、?』
『本当に心配性なんだから~私は大丈夫よ! お兄ちゃんこそ! 大丈夫
なの? ご飯食べてる?』
『大丈夫! しっかりお兄ちゃんはご飯を食べてるから! それより、るるか?
何か楽しい事はあったか?』
『ううん、あのね、、、。』
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