お○ま様に摂り憑かれて…大嫌いな「将棋」が大好きになっちゃった!!!~序盤③ お○ま様屈辱~
「田」は、怒りに震えていた‥これ程の「屈辱」を受けた事が無かった…
将棋が先手番で、止まっていた‥「田」と言う字の駒が「フルフル…」と、動き続けていたのだ…
「お○ま様」は「神様」だった‥「過去形」ではなく「現在進行形」の「神様」で在り続けていた…
しかも「この駒達」の誰よりも「棋力」があり「偉く力強い『存在』」であった…
格上や、目上の「お○ま様」対して「様」をつける「ルール(『マナー』に近い)」が有り
その「ルール」を、差し引いても「様」を付けて「呼ばれる存在」であった…
その他、大勢の「お○ま様達」にも「尊敬」されており「尊敬され続けている存在」であった…
そして「将棋」にも「ルール」が有り「棋譜」を書かなければいけない「ルール」がある…
その時のみ「様」は省略されおり、神界での「日本お駒将棋連盟」への「提出義務」が厳守された…
「見事な定跡(戦法)」を数々生み出し、神界最大手「コマコマ動画(略して『コマ動』)」で
放映され、再生回数も1日で10万回を超えた事もある‥今も尚、増え続けていた…
「角交換」された、後手番「角」が「田」の「持ち駒」となり「棋譜」を書いている…
その「角」は考えていた‥「次の一手」ではなく「棋譜」の事であった…
「ヤバイ‥▲58田△52飛車…面白ぃ‥次からは『▲47田』とか読むのか…?
『田』て‥歩歩歩‥ヤバッ…ヤバ過ぎっ!!!」等と考えていた‥一度考え出すと「思考」は止まらない…
「駄目だ‥他の事を考えよう‥あぁ‥『ほか』も『た』だし‥歩歩歩‥もぅ限界!!!」と角は思った…
「田」は「屈辱」を受け、怒りに、まだ震えていた…
突如「角角角角!!!…角っ…かほっ…」と、角が笑い咽る…
その後は、本当の「田」の「恐ろしさ」を、舞は、知る事となる…