お○ま様に摂り憑かれて…大嫌いな「将棋」が大好きになっちゃった!!!~序盤② お○ま様名変~
「『先手▲58田!!!』て…角様!!!最高!!!おもろ~~!!!受ぅ~けぇ~る~ぅ!!!歩歩歩歩!!!」と
「後手番の駒」達が、雄叫びの如く笑う…
笑いを堪えているのか‥「先手番の駒」達が震えている…
「邪かましいゎ!!!ボケッ!!!お前ら全員取ったるぞ!!!ボケッ!!!」と「でん」が言うと
今までに無かった様な「静寂」が訪れた…
その「静寂」が「『田』の強さ『棋力』」を物語っていた…
「本気なのですね?そんな悪手で戦うのですか?」と「国」が囁いた…
そして「国」は飛車に静かに言う…「中飛車です…」と「はぃ準備は出来てます…」と、飛車が返す…
飛車が「国」に「何とお呼びすれば?」と尋ねると「『国』で良いです…」と返す…
「おぉ!!!格好良ぃ!!!国様ぁぁぁぁぁ!!!」と、後手番の駒達が「歓喜の声」を上げた
「田様って…ダサッ!!!格好悪っ!!!」と「国」が言うが
その他の駒達は「無言」を貫く‥やはり「田」が恐いのだ‥「圧倒的な強さ」なのだ…
角が「後手52飛車」と静かに言った…
「田」は「煩ぇ!!!『早指し』じゃ!!!『読上げ』てんじゃねぇぞ!!!ボケ!!!」
それ以後、角は「声」を発する事はなかった‥否「出せなかった」のだ…
「パチッパチッパチッパチッパチッパチッパチッパチッ…」駒が盤を叩く音だけが響く…
舞は、今「起こっている状況」も、信じられないが「幽霊の様な恐さ」は感じず
「ん?神様かな?」程度の感覚‥幼稚園児の「素朴な疑問」程度であった…
ただ「盤面」だけを見ていた‥そしてこう思った…「早ぃ‥早過ぎる…」と…
目で追うのが「精一杯」なのだ…
序盤、何手目だろうか…先手の「田」から「角交換」を仕掛けたのだ!!!
舞が思わず「あっ!!!先手からの『角交換』は一手そ…」と、言うや否や「田」が、遮る様に
「黙ぁ~っとけ!!!ボケ!!!こっちは何百年指しとると、思てんじゃ!!!ボケナス!!糞チビッ!!!」と…
「『糞チビ』じゃないもん!!!『国ちゃん』頑張って!!!『田』なんかに負けるな!!!」と
舞は喧嘩口調で言う…
「田?」と、全部の駒が‥声を見事に重ねた‥その後…
「『田』…だったのか…」と「田(元王)」が言うと‥駒達が震えだす…
その後「田」以外の駒達が「歩歩歩歩歩…!!!」と、笑いを押し殺せず「大爆笑」していた…