1話 主人公は新入生 1幕
俺、藤方北斗は、今年度から通う高校に足を運んでいた。入学式だ。
実は地元から少し離れた場所だから、知り合いが全くいないのである。そのため友人等の人間関係が不安で、
(ここで隣になったやつと話してそれなりに仲良くなれたらなぁ)
とか考えてしまう。別にそれくらいは明日以降に教室でしても良いのだが。
思ったより早く式場の体育館に到着。座席はクラスと番号で指定されている。確認して席に着く。
と、不意に視線を感じた。少し期待しつつ、その視線を感じた先へ振り向く。
(こういうときアニメなら美少女が...)
視線の主と目が合った。男だった。でもイケメンだった。居住いを戻した。なんかとても複雑である。
(俺、なんかしたっけ...?何もしてないのに男に目をつけられるなんてまっぴらゴメンだぞ)
その男子は、整った顔立ちをしており、髪の毛は薄く茶色がかった色をしていた。染めてはいなさそうだが、人によってはチャラそうだという印象を受けそうな風貌だ。
チラ、ともう一度そちらを見る。
(なにあれ...待って...なんでそんなキラキラした目で見るの...?)
何かを俺に見出したような顔をして俺を見ていた。
するとその男子は何かを確信したようにニヤリと笑ったのであった...
はじめまして、ゆきです。
こういったことをするのは初めてで、拙い部分も多いと思います。また、自分のセンスのなさゆえに、皆さんを楽しませることができるか不安です。
しかしながら、たくさんの人に面白いと言ってもらえるよう、頑張ってまいりますので...
って少々堅いですかね(笑)
何はともあれ、これからよろしくお願い致します
次の話は、暇があってネタが浮かんだときに投稿しようかなって思います。