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俺の周りには非常識が多すぎる⁉︎  作者: 冬紀
第1章 魔法使いとの日常
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陽城学園

現在、八時三十分

電車が駅を出発してから七分やっと、学校につくことができた。

俺がこれから通う高校は陽城学園の中の陽城高校だ。

家から一番近い高校ってことも選んだ理由の一つだけどどの高校よりも生徒の自主性を優先している自由な学園ってとこが一番の理由だ。

「それにしても、学園のほぼ前に電車の駅があるなんて結構いい学校だな。」

俺はそんなことを思いながら、学園の校門へと向かう。

前に来ていたので、結構簡単に校門についた。

そこには、学校とは思えないぐらいとてつもなく大きな校舎が目の前にあった。

「いつ見てもすごい学園だな。なんかもう城だよ。」

俺はそんな校舎を見上げながら学園の校門を潜り、前日にもらっていた封筒を取り出す。そこには

〈陽城学園説明会終了後開封すること〉

と書いてあった。

「多分、入学式後この説明会を続けてするんだろうな……」


そう、これは前日のこと。

……

俺はどこの高校に行こうか迷っていた。

「どの高校にしようかな」

一応高校の資料を集めておいたがいざ決めるとなると時間がかかってしまう。

「でもこうやって高校選ぶのは、楽しいんだよな。」

そう言いながら、次々高校の資料を読んでいた。

そんな時、俺のスマホに一通のメールが送られてきた。母からだ。

その内容は

〈高校決まった? 決まってないよね。そんなソウタに嬉しいお知らせだよぉ。ソウタがこれから通う高校は、陽城学園の陽城高校に決定しましたー!! 私、その高校の先生やってる人と友達だったから、手続きは簡単だったよー、でも詳しいことは、直接言うって言ってたから、今日中にその高校に向かってねー、場所は検索すればわかるよー 母より〉


「俺の楽しみをかえせやぁあぁぁあ!!!!!!」

絶対に母には聞こえないだろが全力で母が送ってきたメールに怒鳴った。

「なんなんだよっ!! 勝手すぎるだろ、俺の意思は無視かよ。せっかく集めた資料も意味なかったじゃん!! あーくそっ!!しかも何でメールなんだよ。こうゆうのは、会って話したりせめて電話でしろよ。この前の引っ越しのことだって……」

「お兄ちゃん!? うるさいよ、朝ぐらい静かにしてよね。」

そんなマヤの声で俺は我に返った。

「まぁ、真剣に考えてくれたんだろうし……多分、あとこのメールから察するに人を待たせてるっぽいから一応行ってみるだけ行ってみますか。」

そして俺はアヤに出かけるとだけ言い陽城学園と向かった。

スマホで検索した地図の通りに進み、学園につくとそこには、一人の女性が立っていた。

俺は多分あの人が母の友達だと雰囲気で分かったが、どう声をかけていいのかわからず、おどおどしていた。

すると、こちらに気付いたのか、手を振りこっちに来いとジェスチャーをした。

「やあ、君が朝比奈 ソウタ君だね。君の母から話を聞いたよ。これからうちの高校通うんだってね。これからよろしく!!」

なんだか、ほんと性格が母にそっくりだ。

俺はそう思いながら差し出された手を少し緊張しながら握った。

「はい。よろしくお願いします。」

そう言って握手を交わした後、ふと名前を聞いていないことに気付く。

「あの、すいません。名前を……」

俺が、全部言い終わる前に

「ああ、そうだってね。忘れてたよ、私の名前は三奈木 サキ生徒からはサキ先生とか三奈木先生とか呼ばれてるよ、あ、ソウタ君はサキ先生って呼んでね。」

やっぱり、母の友達なだけある強引さがそっくりだ。

「はい。わかりました。サキ先生」

「うん。素直でよろしい、じゃ、立ち話もなんだし中に入って話そうか」

そう言って、学園の中に入って行った。

俺は見失わないように少し早歩きなサキ先生の後を追いかけた。

少し歩くとある一つの校舎に向かっていることが分かった。

そこの校舎は真ん中にあった城みたいな校舎の三分の一ぐらいの大きさだが、この校舎も普通の高校よりは大きい。

他にも周りを見渡すと、池があったりこれでもかと思うぐらい広いグラウンド部活動専用の校舎なんてのもあった。

この学園に入ることがとても楽しみだ。

そんなことを思いながら、さっき予想していた高校の中に入りすぐ隣の会議室みたいなところに案内された。

部屋の中は、まあご想像の通りすごいものだった。

「あぁ、さすがに慣れたわ……」

と言いながらも内心少し驚いていた。

(シャンデリアは少し度が過ぎてない!? )

「まあ、座ってくれ」

俺は、サキ先生に言われるままソファーに座った。

「で、ソウタ君は明日からこの陽城学園に通ってもらうのだけどまあ、ぶちゃけ普通の学校より少し豪華なだけであとはなんの変わらない学校と一緒だから教えることはあんまりないんだけど……」

そう言って、サキ先生は一つの封筒を取り出した。

「その封筒は……」

俺は、意味深に取り出された封筒のことを聞く。

「あ、これ? 入学式の時に分かるからその時まで開けないでね。」

(え~、開けるなって言われると開けたくなるんだけど……)

俺は渡された封筒を手に取る。

その封筒にはカギがついていた。

「カギ……ですか」

「うん。だから入学式にしか開けられないよ~」

俺は少しがっかりしながら、封筒を置き溜息をついた。

「あと大体は入学式に説明があるから、今日はこれ渡せただけで十分かな」


サキ先生に聞けって言っていたけど入学式で聞けるんだ……


「じゃ、今日はこれで、明日の入学式遅刻しないように絶対だよ? 途中参加はできないからね」

そう言うと、サキ先生がソファーから立つのでつられて俺も立つ。

「はい。わかりましたサキ先生。」

……

「ってことがあったんだけど……遅刻しちゃったな」

もう一度封筒を見る。

「今から入学式に行くのダメって言ってたしな……」

しかし、一応俺は入学式会場の近くまで来ていた。

「さっきから声はしていたから、此処なんだろうけど……」

そこには、やはり普通より大きな講堂があった。

「あ、静かに入ればばれないかな」

ドアに手を掛ける。

ガチャ……ガチャガチャガチャ

「開かない……入れないのか」

俺はドアに寄り掛かった。

「この学校やたら広いから他のところで暇潰そうとしてもどこで潰せがいいのか……」

そのとき

ピーピピ

「ん? 今封筒から音が……」

封筒を見るとカギが外れていた。

「へぇ、ある時間にカギが開くようになっていたのか。」

俺は封筒を開けその中身を確認する。

「これって……」

その封筒には俺のスマホにそっくりな端末が入っていた。


二回目の投稿です。

まだまだ書くことに慣れませんw

が、これからも頑張っていきます。

引き続き暇でしたら、意見とか感想とか書いてくれると嬉しいです。

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