幹部候補生
就職氷河期になると
先程は非正規について綴らせて頂きましたが
今回は
非正規とは異なるベクトルから
記してみようと思います。
そのヒントとなります事例が
今年。2015年にありまして
それはどのようなことであるのか?
と申しますと
景気が良くなりまして
いわゆる
大手企業。
学生が憧れの対象と定める
定年までの人生設計を
更に通り越しまして
一生涯
お金に苦労すること無く
過ごすことの出来る
タイムスケジュールを
袋小路にハマること無く
描き切ることの出来る
(……実際は、そのようにはなっていない企業もございますが。)
有名処の採用枠が拡大した上、
採用選考試験のスタートが遅くなり、
更には
少子化の影響もありまして
仕事を求める学生さんの数が減少したため、
困ってしまった企業がございました。
中小企業であります。
雇用主のほうが学生を接待しましたり、
内定を出しますので
お願いですから
ほかの会社の選考試験を辞退してください。
などと言いました
涙ぐましい努力が。
人事を専業とされているわけではありませんので
仮に辞退されたりなんぞ致しますと
入ることを前提として
準備に取り掛かられている。
ほかの仕事も行いながら。
の流れを根底から覆されることになるため
なんとしてでも繋ぎ止めたい。
しかし学生から見ました場合、
本命視している企業の選考が
途上どころか
正式には
まだ始まっても居ない段階で
その本命と目している企業を諦めるわけにはいかない。
と言いました状況が
それこそバブル経済以来
発生しましたのが
2015年でありまして
相撲部屋の親方が
新弟子候補を……
の構図にも似ているところがあるのでありますが
……の逆の状況下にありましたのが
就職氷河期と称された時期でありまして
下手をしますと
大学入学と同時に
就職活動のガイダンスが始まるところも
当時はありまして
遅くとも
大学3年生の後期からは
学業は二の次、三の次。
4年生の6月には
あらかたの企業の内定者が確定する。
時期が動いただけで
短期決戦であることには
変わりは無かったのではありましたが
2015年とは異なるポイントが幾つかありまして
以下記していきますと
まずは採用枠
でありまして
就職氷河期の頃は
景気が悪く
企業の中の人員もダブついてる。
でも就職したい学生はまだまだ多かったこと。
次に
就職協定廃止に伴い
有名どころの選考活動が終わるのが早かったこと。
それら2つの要因に伴い
人員確保のチャンスを拡大することが出来たのが
中小企業でありまして
4年生の夏休みの段階で
まだ内定を得ることの出来ていない学生が
結構な数いらっしゃった。と……。
加えて
折角、内定を出したとしましても
辞退の選択を採るに至るだけの
魅力
(……お金と言い変えたほうが正しいのかな?)
ある企業の選考活動は
既に終了しているため
中小企業の側が
買い手市場となる
と言いました
珍しい現象が発生したのも
この時期でありまして
私が最初に勤めた会社は
どのようなところであったのか?
と申しますと
ボーナスはありません。
休みの日数は年30日あれば良いほうでありまして
しかも
その30日でありましても
電話1つで吹っ飛ぶことになる。
年俸制
でありますので
残業
と言う概念は発生しません。
と言いました事柄が
ハローワークの
求人欄に記載されている
(この辺り、良心的な部分があるのでありますが)
の企業に
7名が就職する。
(……どうやらほかの6名は
そのことを知らずに……
であったそうなのではありましたが)
離職率は案の定……
ブラック企業の話の中に出て来ます
辞めることが出来ない状況に追い込まれなかった点は
まだ恵まれていた事柄ではありましたが。
更に
『常雇』
の扱いであったことが
次、捜す時
楽になる要因にもなりましたね……。
働いている時、起こったことにつきましては
その時のタイピングの具合で決めることにします。
……かな?
の条件でも
で就職されたかた。
当時は
結構いらっしゃったのでありましょうね……。
でも中小企業に採用されることのメリット
と言うのも
もちろんございまして
それは何か?
と申しますと
最初から最後までの流れを
自分の責任で
段取りをつけ
遂行することが出来る。
これは
分業体制がしっかりされております
いわゆる
大きな企業では
まず出来ないことでありまして
正直、楽しかったですよ。
楽しかったですし、
プレッシャーも半端なモノではありませんでした。
失敗もありましたが
頭から最後までを経験出来たこともありましてか
今の仕事が楽なこと楽なこと。
受け持っている部分をしっかり行い
次の部門に
間違いなく託すことが出来れば
仕事が終わるわけでありますから。
ただ
当時の私の状況では
プライベート
と言うモノ。
腰を据え、
仕事とは全く無関係な事柄を
タイピングするだけの余裕はありませんでした。
これものちに記すことになることかと思われますが
野球を中心に
ネタを投稿する活動を
当時していたのでありましたが
ネタの余白に綴った文書の中に
『私の投稿が尽きましたら
この世から居なくなったと思ってください』
と言う一文が
2つ前の携帯電話の送信メールの履歴に遺されていること。
これものちに記すことになると思いますが
家に辿り着くなり
そのあとの記憶は無く、
気が付いたら
病院のベットの上で
いろんな管が繋がれていたこと。
その時、思いついたことの全てを
携帯電話のメール欄に封じ込めていたな……。
どちらが幸せなのか?
となりました場合、
間違いなく
今のほうが幸せなんだろうな……。
死ぬために仕事しているのではありませんので……。