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夏生詩集2

心のなかに

作者: 夏生

かなしみなんて

絶望なんて

かっこつけていうな


本当のものは

言葉で表せない

言い出せないものだ


絶叫したって

仕方なくて

もう、どうにもできなくて


どうにもできないってことに

無力とか、情けないとか

嘆くのも違う

そんな力、端からないのだから


とことん泣いて悔やんで

落ちるところまで落ちきったら

あとは、上がっていくしかない


無理に元気になっても

ハリボテの気合いなら

風に吹かれて飛んでしまう


心のなかに生きているんだ

消えたのは肉体だけで

心のなかに生きている


以前より強くなったと

感じるのはそのせいかもしれない


大切なひとの心は

私の中で息づいている


大切なひとの心がささやく

下を向かないで、嘆かないで

悔やまないで、責めないで

しっかり生きていきなさい、と


笑顔で生きていきなさい、と

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― 新着の感想 ―
[一言] 読ませて頂きました。 夏生さんの心根がヒシヒシと伝わってきて、とても胸を打たれました。美しく強い詩だと思いました。 ありがとうございました!
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