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1. 業務その壱【依頼の受付】

文才の無さを実感しています。


感想・アドバイス等頂けると嬉しいです。

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冒険者ギルドは冒険者のサポートの為にある。

なのでその仕事は多岐に渡る。


業務その壱

【依頼の受付・斡旋】

要点は以下の通り。


①依頼は仲介料を払えば誰でも出すことができ、ギルドでその危険度をチェックしランクをつける。(依頼内容に意図的な虚偽があった場合、依頼主にはそれ相応の制裁が与えられる)


②依頼主は依頼内容に条件をつけることができる。(例:危険度Cの依頼に対して、『求:Bランク以上の冒険者』とするなど。もちろん、報酬額が少なければなかなか受注されない)


③報酬額は依頼主が自由に決めることができる。依頼登録と同時に依頼主はその報酬額をギルドに預けなければならない。(これは払い逃げを防ぐためである)


④冒険者は自分のギルドランク以下のランクの依頼しか受けることができない。


⑤依頼が成功すれば、報酬から1割をギルドが貰い、残りが冒険者に渡される。(ぼったくりだと思われるかもしれないが、これにはちゃんとした理由がある。

もし仮に、依頼を失敗したとしよう。その内容によっては賠償責任を負う恐れがある。その責任をギルドが肩代わりするのだ。一種の保険である。)


||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||


ギルドが開いてすぐ。

さぁ今日も仕事しますか! などと気合を入れてると、可愛い声が...

「すいません、依頼登録したいんですけど...」

珍しい、俺のところに女の子が来るなんて。


「はいはいー、どういった内容でしょうか?」

しかも可愛いです。どストライクです。お近づきになりたいです、はい。

可能な限り愛想を良くして応える。



「えーと、初めてなんでよくわからないのですけど...」

「ではまずこの申請用紙に記入をお願いします。あ、字は書けますか?」

「あ、はい、大丈夫です」

識字率は高くないので字が書けない人も多いが、彼女は大丈夫なようだ。


「書けましたー」


ふむ、アリシアちゃんか、15歳、俺の二つ年下だな。依頼内容は...


「薬草採集ですか」

薬草採集依頼は別に珍しいものではないが、一般人が出すものではない。ということは...


「アリシアさんは薬師ですか」


薬師とは字の通り薬をつくる職業だ。

薬草やキノコ類、魔物の素材などを調合し回復薬(ポーション等)や治療薬(毒消し等)、ブースト薬(筋力増強剤など)などを作ることができる。

上位の薬師ともなると、瀕死状態から一瞬で全快するような薬も作れるらしい。もちろん、買うとなると目の玉が飛び出るような値段がする。


ちなみに薬草は様々な種類があり、そのままでも回復効果があるが、どれもとてつもなくエグくて苦い。

しかし薬師の手にかかるとさわやかな味の飲みやすいポーションにかわるので、その技術はすさまじいものがある。




「はい、まだ見習いですけど」

ちょっと照れたように笑う、可愛い。


「へー、そうなんですか、ちなみに誰に師事を?」

薬師というのは熟練の薬師に師事してその技術を学ぶことが多い。

独学で学ぶこともできなくはないが、並大抵のことではない。


「エルメス様に教えていだだいてます」

「えっ............!?」


リズ・エルメスは薬師である。実力は上位であるので師事するには十分であるが、如何せん性格が...なんせ『魔女』である。

何度か薬を買い付けにいったが、精神的疲労が半端なかった。


彼女の弟子とは...

「それは......凄い...大変ですね」

「はい! 師匠は凄いです!! 」

あれー? なんだろう、会話が噛み合ってない気がする。


「 ? 」

表情に出てたのだろう、首をかしげられた。可愛いし、まぁいいか。


「ちなみに報酬額はどれくらいの予定ですか?」

「うーん... あの、この内容だとどれくらいが妥当なのでしょうか?」

そうだ、彼女、初依頼だった。


「そうですね、そこまでレアな薬草でもないですし、銀貨1枚くらいで十分だと思いますよ」

危険度でいえば、Dくらいだ。

この薬草の群生地は魔物も出るには出るが、たいした強さでもないし遭遇率も高くない。

強いて言えば、似ている草があるのでそれなりの知識がないと見分けがつかないことだろうか。


「そうですか、良かった、なんとか足りそうです!」

不安だったのだろう、ほっとしたようだ。



「それじゃ、確認します。依頼内容は薬草採集、報酬は銀貨1枚。危険度D、条件で薬草の知識がある人ってのもつけときますねー。以上でよろしかったでしょうか? 」

「はい、大丈夫です」

「では、料金は報酬の銀貨1枚と仲介料銅貨5枚になります......はい、確かに頂きました。これで依頼登録完了です」

「よろしくお願いします!」

花のような笑顔だ。可愛い。



「そういえば、なぜ薬草を?エルメスさんはギルドから定期的に買ってたと思うんですが」

「あ、実はこれ私の卒業試験なんです。独り立ちするなら材料も自分で調達しないといけないので、その練習も兼ねて」

なるほど、確かにその通りだ。

エルメスさん、"意外と"良い先生のようだ。


「じゃあ、アリシアさんももうすぐ一人前の薬師なんですね。凄いと思います!」

この若さで一人前というのはかなり優秀だ、素直に凄い。


「そんな...、まだ合格できるか分かりませんし、私なんてまだまだです」

「大丈夫ですよ、自分に自信を持たないと出来ることも出来ませんよ?」

冗談めかして言う。


「...そうですね、頑張ります!」

「はい、頑張ってください! こちらも信頼できる冒険者を探しますので」


そう言うと、彼女は満面の笑みになった。

うん、今日1日頑張れそうだ。


女の子出せました!

リクは完全に惚れてます。

アリシアは多分天然です。


薬師は結構レアな職業です。

リクのギルドの街には10人くらいしかいません。(ちなみに街の人口は5万人くらいです。これは多いのか少ないのか...

医者とは違います。




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