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同じ空の下で  作者: Lacune
12/13

-12-

 

  

 君を見送った時 ふいに君の傷だらけの心が見えた

 

 そう

 誰も気づかなかったけれど

 君の心は ずっと傷付いてきたんだね

 誰もが強い君ばかりを見てきたけれど

 痛みを感じていないはずは なかったんだよね

 

 みんな 君の笑顔が好きだったから

 みんな 君の強さが好きだったから

 

 だから そんな当たり前のことに

 誰一人 気づこうともしなかった

 

 

 君が どれほどの悲しみを越えて来たのかはわからない

 君が どれほどの希望を見送って来たのかはわからない

 してやれたはずのことも 掛けてやれたはずの言葉も

 きっと 今では何の意味も持たないんだろう

 

 そう

 あの日と同じ青い空を見上げながら 僕はただ

 小さく微笑んだ君を思い出す

 

 

 (ねえ、私は頑張ったよね…)

 

 

 

 


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