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同じ空の下で  作者: Lacune
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 人は どれほどのことを積み重ねていけるのでしょう

 そして 積み重ねたものにどれだけの価値があるのでしょう

 時にはすべてが崩れてしまうこともある

 時には何もかもが消え去ることもある

 その時 私は前を見ていられるのでしょうか


 それとも もしかすると自分は

 初めから何もなかったのかもしれないなと気づいた時

 その時 私はまた歩き出すことができるのでしょうか



                          (2003年8月2日)









 「生きてゆく」

 それだけをあなたは言いました

 もっと飾る言葉はあったはずなのに

 いくらでも付け加える言葉はあったはずなのに

 あなたはそれだけを言いました


 今となっては あなたの言いたかったこと

 あなたがこの言葉に込めた思いを確かめるすべはありません


 でも 私はあの時

 本当はわかっていたのかもしれません

 呼びかける言葉はたくさんあったはずなのに ただ黙っていた私は

 本当はわかっていたのかもしれません


 それとも ただ口にする勇気がなかっただけなのか…


 私は生きています あなたの言葉どおりに

 あなたの願いどおりではないかもしれないけれど



                          (2003年8月6日)









 踏みとどまるには どれほどの強さがいるんだろう

 受け入れるためには どれだけ強くなればいいんだろう

 勇気をふるうことは 時にはできるかもしれないけれど

 強さを持ちつづけることは 勇気をふるうことよりもむずかしい


 だけど いつかあなたに会えたなら

 もう一度 伝えなおすことができたなら

 その時こそ胸を張ってこう言える


 生きてゆくこと それが強さなんだと



                          (2003年12月19日)









「ねえ わらってよ

 そんな顔 しないでよ

 巡り逢えたことを 喜んでよ


 そして ありがとう

 出逢ってくれたこと 間に合ってくれたこと

 ほんとうに ありがとね」



                          (2004年4月6日)






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