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フィフロスヴ  作者: 煎茶
勇者の章
5/5

Number.5 ハイフィス・スタンバイ

「君ら人間だろう!!なぜこんなことをする!」ミナトはハイフィスから距離を置き、剣を構える。

「ふふ...君が言わんとしていることは分かる。だがね、我らも生きねばならんのだ。」その言葉にミナトは違和感を覚える。「君はさっき"金品"と言ったな!今時そんなものに価値があるのか?!」


ハイフィスはくつくつと笑いながら答える。「"ケントゥリア・1"だよ。君らの金品を使って招待状をいただこうと思っていてね。」

「1!?あの共食い部隊かよ!」それを聞いたシスクトがかみついてきた。

「悪いかよ。」見ると、フィティと共にハイフィスの仲間に捕らえられている。

ミナトがはっとして周りを見渡すと、ハイフィス他数人の男に囲まれていた。


「......よく知らないけど、君らはその共食い部隊とやらに行くつもりなのか?」ミナトは冷や汗をかきながら笑顔を浮かべる。

「ああ。生きるにはそれが最善の選択だろう。」ハイフィスは手を出すなと言わんばかりに周囲の男へ手を振った。

「さて、二つに一つだ。おとなしく金品を置いていくか、私に斬られるか....どちらにせよ君らの命は無いろうがね」ハイフィスはじりじりとミナトへ接近してきた。

ミナトはその場で待ち続け、いつの間にか二人の剣はいつぶつかっても分からないところまで来ていた。


「二つに一つ...だってさ。どーするシスクト?」ミナトは、後ろから抱き着かれて身動きの取れないシスクトに視線を移す。

「どーするってさぁ...」シスクトはニヤリと笑って自分を捕まえている後ろの男を見た。


「こーするんだよ!!」そう言うと、自身の後頭部を男の顔面にたたきつけた。

「ぐあっ...」男はひるんでシスクトに抱き着いていた腕を離してしまった。

それを逃さず、シスクトは男の足を華麗に払って見せた。

「フィティちゃん(・・・)!」同時にフィティを捕えていた男の顔面を思い切り殴りつけ、助け出した。


「ななな......」ハイフィスは目の前の光景を信じられないという表情で呆然と眺めている。

「これで二つに一つ...じゃなくなったな」ミナトはわざと剣をぶつけてハイフィスを挑発する。


「言ってろ!これで終わりじゃない!」ハイフィスはプルプルと震えながら吐き捨てる。

ミナトの剣を乱暴にどかし、自身の剣を鞘に戻した。

「帰る!"スドキヨクル"、転移魔法!」ハイフィスは"\"マークの服を着た男に呼びかける。

"スドキヨクル"と呼ばれた男は両手で印を結び、魔法発動の準備を始めた。


「良いか?お前だけは私が仕留める!.....名前は?!」ハイフィスは思い出したようにミナトへ尋ねた。

「ミナトだ。何度でもこい!ハイフィス君。」ミナトは最後に微笑を浮かべた。

「....そういっていられるのも今のうちだ。」ハイフィスも最後に笑顔を見せ、倒れた仲間ともどもどこかへ消えていった。


「ハイフィス・フェイビデイ......その名前は、俺のいない時代で...」

「あぁ?なんか言ったか?」シスクトはミナトが何か呟いたことに気が付いた。

「....いや、何でもない!行こうよ二人とも。」

しかし、ミナトは笑ってごまかした。

魔王四天王


魔族の中でも、魔王に絶対的な忠誠を誓う者たち。彼らには独自の部隊を持つことが許可されており、それが「ケントゥリア」と呼ばれている。

以下に四天王と、彼らの持つ「ケントゥリア」の名称を記す。

・クスィグディスハス・ジャーカック「ブラッド・ケントゥリア」

・ディハームスキック・ディフィック 「ブルー・ケントゥリア」

・アキスィヘオ・アックス「ドラーグ・ケントゥリア」

・ザツィクル・ヴァチェキ「ケントゥリア・1」

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