表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
黒山羊さんと白山羊さん  作者: 櫻木サヱ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

9/9

あとがき

この物語は、「正しさ」や「優しさ」が、

いつの間にか人を縛ってしまうことについて書きました。


白でいること。

黒でいること。

それは本来、ただの色の違いだったはずなのに、

気づけば役割になり、期待になり、

声の重さまで決めてしまう。


白石は、いい人であることで守られてきました。

黒沢は、黙ることで自分を守ってきました。

どちらも、生きるために選んだ方法です。

間違いではありません。


でも、橋の上で二人がしたのは、

役割を交換することでも、

どちらかが救うことでもありません。


ただ、一緒に立っただけです。

怖いまま、同じ場所に。


渡る、というのは、

向こう岸へ行くことじゃなく、

途中で逃げないことなのかもしれません。


この物語の橋は、町に残りました。

けれど、本当に残ったのは、

「声を出してもいい場所」と

「黙らなくていい相手」だったと思います。


黒は、もう沈黙だけの色じゃない。

白は、もう汚れを恐れる色じゃない。


もしこの物語を読んで、

自分はどちら側だろう、と考えたなら、

その時点で、もう橋の上に立っています。


最後まで読んでくれて、ありがとう。

この物語は、ここで終わります。


お疲れ様でした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ