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俺が他の女の子と付き合出したら、”俺の初恋の女性に偶然出会う!”

作者: 七瀬





俺が他の女の子と付き合出したら、”俺の初恋の女性に偶然出会う!”



・・・俺は友達の紹介で知り合った女の子と最近付き合い出した。

彼女は凄く良い子で、優しいし料理上手の女の子だった。

ただ俺は今でも、”初恋の女の子の事が忘れられない!”

あんなに好きになった女の子は彼女だけだ。



でも大人になった今は、もうあの初恋の女の子と出会う事はないと

俺は思っていた。

”俺の永遠の憧れの女の子!”





 *




俺が初恋の女の子と出会ったのは? ”小学3年生の時だった!”

組替えで、俺は3年3組だった。

彼女も俺と同じクラスで、最初は何も想わなかったのだけど、、、?

当時! 俺と仲が良かった男の子が彼女の事が好きだった。

俺は自然とその男の子から彼女の話を聞いていて、いつの間にか?

”俺も彼女の事を好きになっていたのだ!”

他の女の子にない、”見た目も心も美少女の女の子。”

背もスラっと長く、肩より長い黒い髪の女の子だった。

目もクリッとしていて、彼女に見つめられるととろけそうなあの感じ!

クールに見えるけど、人懐っこいところが凄く良くて、、、。




ただ俺は親友の男の子の好きな子を必死に好きにならないように我慢する

しかなかった。

”親友か? 初恋の女の子か?”

あの頃の俺は親友を取るしかなかった。

でも親友は結局、彼女に告白してフラれたらしい。

彼女には当時、好きな男の子が他にいたらしいんだ。

それが”誰”とは彼女は親友の男の子に言わなかったらしいのだが......。

一体? ”彼女は誰を好きだったのだろう?”

大人になった今でも俺はふと気になって考える事があるんだ!

”今でも忘れられない初恋の彼女とまた会いたい。”




『”ねえ? 今から何処行く?”』

『えぇ!?』

『またボーっとして、何考えてたの?』

『・・・い、いや? 別に何も考えてないよ。』

『たまにボーっと考えてるけど、他の女の子の事でも考えてる

んじゃないの!』

『・・・そ、そんな訳ないだろう。』

『そうだよね、好佑はそんな女の子居ないよねぇ~』

『・・・ううん、』

『”私の事だけ愛してね!”』

『・・・あぁ、』



【トントン】

『えぇ!?』

『前田君? 前田君だよねぇ~久しぶり!』

『・・・あ、明日夏ちゃん?』

『そう。』

『”その女性ひと誰?”』

『・・・あぁ、同級生の飯里明日夏ちゃん。』

『”前田君の彼女さん? ごめんね、小学校ぶりに偶然会ったから、

つい話しかけちゃった! 別に変な意味はないから。”』

『あぁ~小学校ぶりなんですか? そりゃ~随分久しぶりですよね。』

『じゃあーまたね前田君!』

『・・・ううん、じゃあ!』




『・・・凄くキレイな女性ひとだったね!』

『”俺の親友がスキだった女の子だよ。”』

『・・・ゆ、好佑はどうなの?』

『俺? 俺は相談役でよく彼女の話を聞いてただけかな。』

『ふーん、信じていいんだよね?』

『えぇ!? どういう事?』

『”あの女性ひとに行ったりしないって事!”』

『彼女だって彼氏もいるだろうし、俺なんって全然! 眼中にないよ。』

『・・・そっか、そうだよね! 分かった。』

『なんだよ、俺だってモテたかったんだけどな~』

『”いいじゃん! 私にめちゃめちゃモテててるんだし!”』

『うん、ありがとう!』

『うん。』






・・・俺は横に彼女が居なかったら、たぶん? 

初恋の彼女と迷わず連絡交換していたに違いない!

相変わらず”美人で俺の目は一瞬で彼女に心を奪われた!”

あの頃と同じこの感覚。

彼女が今、”フリー”なら今の俺なら迷わず交際してほしいと彼女に

伝えていただろう。

でも今の俺には、”彼女が居る!”

それなのに、自分の感情を上手くコントロール出来ない。

自分の本能に正直になれるなら? 俺は彼女を捨てて、初恋の彼女に

告白して俺と付き合ってもらうだろう。

だが俺はもう大人で、無責任な事はもう出来ないんだよな。

今の彼女は、いずれ俺と結婚すると信じている!

”そんな彼女を俺は裏切れるのか?”

それでも俺は初恋の彼女の事がまだ、、、。



【プルルルル プルルルル プルルルル】

『・・・も、もしもし?』

『前田君!』

『・・・あ、明日夏ちゃんなの? どうしてこの番号を知ってるの?』

『中川君にこの番号、教えてもらったんだ。』

『・・・そ、そうなんだ、』

『“でね? もし良かったら、二人で今度! 食事でも行かない?”』

『・・・あぁ、』




俺はこの幸運を掴むべきなのか? 

それとも彼女の為にの断るべきなのなの?

この一瞬で決めかねている。



最後まで読んでいただいてありがとうございます。

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