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詩集

消える

作者: 楓 海

 読んで戴けたら嬉しいです。

 男は静かに死んだ

 年老いて、たった独人(ひとり)

 男の人生は華やかだったかもしれない 

 だが、彼は独人で死んだ


 老いて、男は知った

 若さを生きる事は均一の倖福だったと

 彼は踊りも上手かったし

 とてもよく、モテた


 友人も居た筈だった

 絶え間なく、絶え間なく

 人は生まれて死んで行く

 彼はその一人だったに過ぎない


 家族さえ彼を忘れた

 昔は誇りだと持て囃したけど

 彼が老いると見向きもしなくなった

 老醜に彼は絶望し


 そして死んだ

 やがて彼を知る者たちも死に

 死は浸透して消える

 浸透して消える


 折り重なる死で埋もれ消える

 死ぬ事で消える

 死に続けて消える

 生まれる事で死ねるんだ


 生まれた事で消えるんだ

 想いなんて意味も無く

 土の上の石でさえ忘れ去られ

 男が独人だった事さえ消える



 読んで戴き有り難うございます。(*- -)(*_ _)ペコリ

 

 スランプから脱け切れなくて、娘と映画観たり、YouTubeでBL動画見漁る毎日です。

 久々のコメディで、テンションがおかしい事になってます。

 前々作の「エディプス」の呪いでしょうかね。笑

 暗かったですからねー、「エディプス」は。笑



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― 新着の感想 ―
[一言] 人は生まれる時と死ぬ時は結局一人ぼっちになってしまうんですよね。 そして、夫婦仲良く睦まじく暮らしたとしても、どちらかが死ねば送ってくれる人はいないかもしれない。 下手したら結婚なんてしなけ…
2023/12/31 21:17 退会済み
管理
[一言] 命のあるものは生まれ、そして死んでゆきます。 それは、まるで新陳代謝のように。 生物学者によると、生物は死を繰り返すことで環境に適した進化を続けることが出来るそうです。 私たちがココに居るの…
[良い点] 死は永遠のやすらぎであり、誰にも平等に訪れるもの。 死を受け入れられるようになったとき、老いたな、と思います(笑)
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