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第2話 話という程の事ではないのですが

 オーケルフェルト家では余裕を持って仕事をしてもらうため、従業員が多く、仕事も暇な時が多い。

 何をすれば良いか分からなかったサビーナは、『空いた時間は趣味でオーケルフェルトに貢献して欲しい』とセヴェリに言われた。

 趣味と言われても思いつかないサビーナに、セヴェリが優しく問いかけてくれる。


挿絵(By みてみん)「サビーナは幼い頃、何をして遊んでいたのですか?」

挿絵(By みてみん)「え、えーと、そうですね。リックに……あ、兄に少し剣術を習って、それでチクの木を切って遊んでいました」

挿絵(By みてみん)「チクの木を?」

挿絵(By みてみん)「はい」


 肯定すると、セヴェリはプッと吹き出した。サビーナは驚いて顔を上げる。


挿絵(By みてみん)「ック、ハハハハハッ!」

挿絵(By みてみん)「セ、セヴェリ様.?」

挿絵(By みてみん)「っぷ、くくく……いえ、すみません。とても意外で。勇ましいお嬢さんだったのですね」

挿絵(By みてみん)「は、はぁ、まぁ.……」


 意外に笑い上戸なセヴェリである。

 結局サビーナはセヴェリの説得もあり、兄リックバルドに教えられた剣術を生かし、メイドなのに騎士の鍛錬場に通うことになる。


 それとクッキーを作る事もお願いされたのだが、あんなクッキーばかり食べさせるわけにはいかないだろうと心の中で却下するサビーナであった。

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