表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/115

第11話 ……余計な事するんじゃなかった……

挿絵(By みてみん)「サイラス……サビーナに、何をしたんです」

挿絵(By みてみん)「別に何もしてないですよー。ね、サビーナちゃん?」


 求められる同意が脅しに聞こえた。


挿絵(By みてみん)「あの………何も、されてません」

挿絵(By みてみん)「では、何故あなたは泣いているんですか」

挿絵(By みてみん)「違うんです。誰でもいいからしたいだなんて言った、私が招いた事なんです。それに、本当に彼には何もされてません!」


 そういうと、なんとか信じてくれたようだ。

 セヴェリは後で話を聞くとサイラスに言って、サビーナを部屋まで送ってくれた。


挿絵(By みてみん)「今日はもうゆっくり休んでいなさい」

挿絵(By みてみん)「いえ、そんな、病気でもないのに………!」

挿絵(By みてみん)「いいから。一応、あなたの兄であるリックバルドには報告しておきますよ。あまり大事にはしたくないので、口止めはしておきますが」


 仕事を休む事になったサビーナ。アデラオレンジの種を入れた小瓶を手に取る。

 暇なので小瓶を入れる袋をフェルトで作ったが、出来上がりは悲惨だった。

 リンという綺麗な音も、カカカという雑な音に変わってしまっている。


挿絵(By みてみん)「……余計な事するんじゃなかった……」


 落ち込んでいると、扉がいきなり開け放たれた。


挿絵(By みてみん)「ちょっとリックバルド殿ー、ノックはすべきでしょう!」

挿絵(By みてみん)「構わん、こいつの部屋は俺の部屋も同然だ」

挿絵(By みてみん)「うわぁ……サビーナちゃん、かわいそー……」


 兄のリックバルドと、先ほど襲ってきた張本人、サイラスであった。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ