表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
45/113

とある女性の祈りの言葉より 

 貴方に私の声は聞こえていますか?もし聞こえているのなら私の話を聞いて下さい。 


 どうかお願いです、もし私声が届いているのならば少しだけ耳を傾けて欲しいのです。


 貴方の世界より遥か遠くの世界の話を語ります、私は硝子の向こうに居る貴方に聞いて欲しいのです。


 私の世界は人に災いを齎す存在、のろいが降ってくる世界です、そこで起こる悪意と哀しみに満ちた多くの出来事を語ります。


 それは苦難に満ちた一人の英雄の話です、彼が私の世界で見て感じ思う事、その全てをここで語ります、もしも貴方が一欠でも彼を不憫に思うなら、どうか私の話を聞いて下さい。


 願わくば私の願いを聞き届けどうか私の願いを叶えて下さい、彼は私を愛してくれた唯一の殿方なのです。


 そんな愛を与えてくれた殿方を支える事すら適わない、無力な私が願う事はただ一つだけです。


 彼の幸せ、それが私の唯一つの願いなのです。


 もし、この声を聞いた貴方が気まぐれでも私の願いを聞き届けてくださるのなら、貴方の想いの力を彼に与えて下さい。


 暗く深い絶望で押しつぶされそうな彼の行末を、どうか優しく照らして救いを与えて下さい。

 

 私は優しく暖かなあの人が、後悔と哀しみで涙に濡れて絶望の底で生を終えずに済むように願っています。


 それだけが私の願いであり、それだけが愛した殿方に唯一無力な私が捧げられる祈りなのです。      



とある女性の祈りの言葉より 抜粋 黒井 陽斗



 此処から先の物語の行く末は読んでくださる皆様の行動によって、主人公の運命が大きく変わる事があるかもしれません、貴方にその覚悟があるならばどうぞご覧ください。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ