表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
モノとクロの日常  作者: 黒杏
2/10

002.風呂掃除




 夕飯の前に風呂掃除しておこうと思って軽くシャワーで浴槽を濡らしていると、優香のヤツが横からヒョコっと顔を覗かせてきた。

「ゆっちゃん、お風呂掃除してるの?」

「ああ、見りゃ分かんだろ?」

「ふーん、楽しそう〜」

 ……風呂掃除が楽しそうとか初めて聞いたぞ。

 だが、優香は本気だ。その証拠に目が輝いてやがる。

「……やりたいならゴム手履いたほうがいいぞ。肌が荒れてしまうかもだしな」

「はぁ〜い♪」

 軽快に返事して優香はスキップしながら風呂場から出ていった。

 まだ小学生かそこらのガキにしか思えない行動ばっかしてるが、アイツはもう20歳なんだよな……。


 2分くらい後に優香は戻ってきたが――

「……」

「えへへ、どやぁ」

「それ、ゴム手はゴム手でも外科手術用のグローブじゃねえか! んなもん、どこで手に入れやがった!?」

「いつもの通販サイトから〜!」

 あー……そういやコイツは解剖とか拷問とか血なまぐさいのが大好物だったっけな。

 自分で稼いだ金で道具とか買い漁ってやがるし。

「あっ、ついでにマスクとボーシとガウンも持ってきたよ〜」

「マスクはともかく帽子とガウンは使わねぇよっ!!」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ