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大樹と巨獣

「凄え…アメージングやぁ!!」


「魔物達が…ジャックに集まっていく!?」


ロキとジンロの声が響き渡った…そして…


「フシャーッ!!」「グルルル……ゴッ…!!」


魔物達に威嚇された!!「ちょッ何で?!」


魔物の前で騒ぐからだよ…しかし本当に懐いたな?

さっきから足に猫顔の兎みたいのが擦り付いてくる

長毛種は可愛いがあつくるしい…どうする?


「これ何て魔物ですか脛のと背中におぶさってる

二匹の魔物の名前聞ければ有難いです」


ハルベルトさんは両方を見て答えてくれる


「すねこすりとシャドウビックキャットですね

脛を擦るだけの妖怪と…生き物の影に棲んで

狩りをし捕食する大型種の魔物ですね

両方珍しいので大事しないと駄目ですよ!!」


珍しいのは分かるが飼うのは決定なの?

シャドウビックキャットが怖いし、

すねこすりって何食うんだ冷凍鼠とかは

共喰いっぽいんだよなぁ?虫かな?虫嫌だなぁ?


「シャドウビックキャットは肉食で……

すねこすりは生気や妖力などを少し食べますので

魔力の高いシャドウビックキャットと飼うと良いです

他にも魔物がいれば過剰魔力や運動不足に効きます

ドンドン保護して牧場にしましょう!!」


「牧場ねぇ?誰が管理するの?僕は無理だよ?」


ハルベルトさんとの話しは中々続いたがそれよりも…

大樹だ!!このデカさ世界樹と呼ばれるだけ有る

ガチガチの樹皮に枝ぶりも良いし、 

木の実も食えるらしいから気になる早速木の実食うか


「木の実は毒抜きが必要だ……後で宿で…

食わせてやる…食う分だけ捥ぎ取っていけハル嬢の

アイテムボックスに入れれば実崩れしない

葉っぱも蒸し料理に使えて風味が良い捨てるとこは

樹液ぐらいの万能の大樹だ感謝して頂こう………」


ハンクさんが珍しく饒舌だ大樹に思い入れが

有るんだろう………何で魔物を強くする樹液なんて

この大樹から出るんだろう?人に害は少ないが

危険な木なのかもしれない………他も調べるべきか? 

「オイこの後ろの所を見てみろ!!」ボンゴさん?


大樹の後ろ側に回り込むと巨大な裂傷が有るコレは?


「オオカゼヤマオトシの巣が…近いあそこで襲われ…

あの辺り湖の…大樹の毒液を飲んで…死のうとした

思い出してきた吹雪で凍ってたが…あの日…わしは

…娘を追い…死のうと…そして妻は…イヤ違う…

俺が逃げた…全て捨て…辛さから…命から逃げた…!!俺は…俺は…臆病者だ…!!」


「女将さんは…里の宿で待ってるよ!!安心してくれ

待ってるからいなくならない!!熊に邪魔され無いから?大丈夫だ大丈夫、俺達も

努力するから頼ってよ?」


皆が目を逸らし言葉を探す……肩を掴まれ気づくと?


「あの女将さん後妻で……前の奥さん逃げたんだよ…

娘を死なせた男とは暮らせ無い…資格が無いって…」


「え?」やってしまった?いやそんな話しじゃ無い

何てなんて声をかけ謝れば?努力何てしてたろ?

資格って?何を頼るってんだ?俺はただ元気に

なって欲しく…クソッどうすりゃ良い?


「頼って…良い…のか……?」「え?」


ハンクさんが言葉を探しながら話す逃げた妻の

こと娘のコト全てを話す覚悟をした


「俺は俺は諦めたく無い皆を今度こそ…

あの熊から全てを守りたい…!!助けてくれ…

オマエ達が必要なんだ里の皆んなを

守らせてくれ!!頼む!!」


こんなコトでこの人は俺達は止まらない

あの大熊を!!


「倒そう絶対に…俺達で……!!」


その瞬間風が異様に寒く感じる間違いないこの気配は

オオカゼヤマオトシ、奴の気配だ


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