一時…エルフの里へ
フンの近くの木には大量の裂傷が有ったが……
狂大熊のボスで有るオオカゼヤマオトシは見つからず
団をいくつかに一度分け探したがヤマカゼオトシの 巣穴がいくつか、みつかるだけだった念の為
「ヤマカゼオトシって足以外紅色なんだなぁ?
これじゃ目立たないか?どうやって隠れたり逃げたり
するんだ?熊ってそういう生き物……じゃないか?」
俺がそういうとポンが生態を語り出す
「根本的に違う生態なんですよ!他の熊や大熊種は
臆病で音から逃げたりしますがオオカゼヤマオトシやヤマカゼオトシは巣穴からあまり動かないかわりに
敵に積極的に襲いかかり捕食します、マンジュウと
呼ばれる土に埋めて隠すんですが餌の保存もせず
食べてそのまま捨て環境の混乱と汚染に繋がるので
環境指定害獣になってるのです!!」
おおっ早口だ魔物の話しは控えるべきか?
でも詳しいし分かりやすいんだよなぁ?
「また何か気になったら聞くよ助かった
ありがとう、本当、ちゃんと聞くから、今はいいよ」
そう言うとポンは照れており魔物達が
好きなコトがうかがえる、しかし本当に詳しい…
「あれ?オオヤマカゼオトシって…
生態分かってるの?ハンクさんの話しでは確か…?
敵は皆殺しで晒したりする凶暴な大熊だって
聞いてたんだけど……??違うのか?」
そう聞くとボンゴが鼻の下をすさりながら
「ソイツ多分穴持たずだよ……」
穴持たず?何だ……?ソレは……?そう考えてると
ポンが害獣事典と書かれた本を出して
「コレに……穴持たずのオオカゼヤマオトシの記載があります見てくださいココこのページです!」
随分とおどろおどろしい…墨絵…だろうか……?
他のカゼヤマオトシと違い異様に赤黒い黒みを帯びた毛と、真っ白い手足の毛で一番違うのは目が紅く黒目が無いコレだ……!色が紅一色に見えて常に興奮していると有るが……コレが凶暴で異常な行動の原因か?
「コレって生態系が…穴持たずと、普通だと違う?
例えば…目の色とか…異常行動とか?」
ポンが顎に手を当てて考えながら話す
「そうですねぇ…?そもそも異常行動するのは
穴持たずでも…雌雄同体の変異種だけで…?数が少なく発見例も苦労して倒したらソレだった…
ぐらいで発見例も古い古書ぐらいで
僕的には群れを追われて変異した…!!と考えて
まして単独でしか見つからないのも特有の巨体と
赤黒い黒毛も多分コレらからの変異でして…!!
まさか魔物が孤独でこんな生態を持つとは
神秘ですよ…ねぇ…?」
あっ…この子ヤバイ子だでももっと聞きたいし
…どうしようか?
「お爺ちゃんならもっと知れたのに………」
ポンが呟いた言葉に俺は聞いてみる
「ポン君のお爺さんも詳しい…の?こういう
生態系とか生物学とか?」
そう聞くと間を開けポツリポツリと話し出す
「お爺ちゃん冒険者と狩猟団両方を行き来してて、
魔物を倒したり研究室で凄い薬品を作ったり、
牧場の人や魔物達からも好かれる凄い人だったんです
でも…怪我をして引退しちゃって…
何だか寂しそうで…ソレで…僕は…
僕達は狩猟団に入りました…ジャックさんは?」
「達?家族が……団にいるのか?」
そう聞くとポンは指を折り曲げながら話す
「妹が研究所にいて…兄と姉が他の街で
魔物への飼育と医療の研究をしてます多分…
ジャックさんも魔物博士と学ぼう!!って番組で
観てると思いますよ?」
あの教育番組でお馴染みのポン・シュールズ!?
あの人の兄弟だったのか!!
「魔物用ポーション作ったり魔物のオヤツを作って
食べてみたりする人…あと…
魔物ドッキリ仕掛けられた人…だろう?」
そういうと顔を逸らし
「魔物ドッキリは忘れて上げてください…」
なるほど確かに…眼鏡で良い変人だ良い意味でだが
本人には黙っとこう「え?君も教育番組見るの?」
ジンロが聞いてくる…「も?」
「ビール飲みながらたまに…観たりする」
教育番組としてその観かたどうなんだろう…
その後散策は続きカゼヤマオトシは減ったが
オオカゼヤマオトシは見つからず森から一度出て
山岳地帯近くを探そうという事になった…
そして森を出ると「お帰りなさい」
「マスターお帰り」「無事でしたか?」
「オオッニイチャン無事だったか……」
スナックのメンバーと白髪の杖をついた巨漢いったい誰だ…?「ポン・シューベルトだ…
孫が世話に…なったな?」
このひとがポンのお爺さん思ったより大きいな……




