ヤマカゼオトシを狩るモノ
UP ordownトランプを自分に見えないよう引き………相手より高いかを見極め数字を出し合うゲーム……で
「アカン勝たれへん………」ロキが負けまくってた
「ぐぅ!!」ぐうの音が実際に出る程に………
「よっしゃあ行くぞぅ!!」外が騒がしい?何だ…?
下の階に降りると受付の爺さん達が武器を手に
騒いでいる随分大人数だが戦争でも起きるのか?!
「何があったんですか?武術なら少し出来ます!!」
髭面の巨漢老人がゆっくりと椅子から巨体を起こす
「武術じゃ殺られちまう…猟銃ぐらい使えねぇと?」
そんな敵がこの国に来てるのか?
「相手は誰だ…!!」「ヤマカゼオトシ最恐で最狂」
そんな名前他の街や映像魔動力装置でも知らない……
俺達でこのエルフの森を守るんだ?未知の敵から!!
「の……熊だ!!」「え…?熊…?」いや危険だが?
「敵は狂大熊ヤマカゼオトシだハンクさんでも無きゃ
喰われて終わりの環境指定害獣お客さんの……
腕で狩れるか長年やってる俺でも分からない?
だが男子いや漢たるモノ強敵に挑み国や街この森を
守護ってこその冒険者よぉ………
ボウズ達も憧れるだろそんな冒険にさぁ!!」
ドワーフの混血だろう男が言うと髭面の巨漢老人が
「焚き付けるな…それぞれ役割が有る………
俺達は狩それだけだ………皆武器を待てなるべく
殺さず山に叩き帰す傷は構わん恐怖を返すぞ…!!」
と言葉を返し辺りの冒険者を鼓舞する
「貴方その前に…」カチっカツンと少し離れた場所で女将が石を打ちハンクの無事を祈る………「俺も!」
「俺も手伝います!!」ハンクが近くでコチラを
見下ろし身体付きを確認する「後悔無いようにな?」
「ああコレって女がいっても良いヤツかな?」
ジンロも来てくれるようだ………ロキも手を挙げる
「僕達コレでも強いよ………」ニコが悪戯に笑う
「他所様に無理させんようにする…ボンゴ見てやれ」
先程のドワーフの混血だろう男が牙を見せ笑う
「俺はドワーフと獣人の混血児でボンゴ見りゃ分かる
だろうが上手く噛み合ったハイブリッド種
混血は俺のホコリだから気ぃつかうなよ
記録役とタンクたまにしんがりをしたりする
この狩猟団のムードメーカー明るく楽しくがモットウ
オマエ達の盾になったりちょっち指示したりする
話しが長くなったがどうぞよろしくってコトだ!!」
明るく楽しく良いじゃない………「コチラこそ!!」
手を差し出すとガッと握手してくれる
「なんか良い感じだね…狩猟団と冒険者は違うの?」
ジンロが聞くと筋肉質な強化眼鏡の青年が説明する
「魔物を生け取りで捕獲したり生物的に研究してるのが狩猟団でして冒険者は討伐を主にし素材研究や
戦闘能力攻撃パターンなどを調べ戦う為の研究を
する彼らがいるから狩猟団が魔物に対処出来る
そう言っても過言ではない………
まぁ試験落ちたんですがねぇ…………」
どうやら冒険者試験に落ち狩猟団として頑張ってる
ようだ魔物の生物的研究牧場や鉄馬車もそうだ
なんやかんやで人の役に立ってるようだ………
「僕ポン・ストレンジャーです魔物飼育学と
魔物解剖学あとは魔物調理学も得意です!!」
ジンロが学んで良かったことを聞くと
「昆虫系魔物や爬虫類系魔物の調理ができて
食うに困らなくなりましたよ?あと意外に美味しくて
皆さんもレッツ魔物食!!そこの蜥蜴からいかが?」
よく見ると丸々太った蜥蜴が木にへばりついてる
コレを彼は食欲の対象にしてオヤツ蜥蜴と名付け
家や研究所で飼って喰うらしい………
駄目だ美味そうには見えない何故喰えるのだ?




