温泉に行こう
「あのアントワネットさんに紹介されたんですが?
この民泊旅行証使えますか?………後で数人来ます」
髭面の巨漢老人がチラリと見て棚から何かを出す
「コレ鍵だ………無くしたらなるべく早く言え」
え?それだけ他に聞くコト言うコト無いか………?
「オマエらヌシ様の知り合いらしいな?」!!何だ?
「アイツは違う時期に世話になったんだが………
その…優しい人か?随分と落ち込んでたんだが……」
まさか心配してるだけなのか?良い人だなぁ……?
「出鱈目ですが良い人です、俺と友人も世話に
なりっぱなしでしたよ?」コレで良いのか?
「そりゃオマエらにも守る価値があったんだろう」
え!泣いてる?ほら今鼻の所揉んだもん…泣くとこ
あったかな?良い人だなぁ…「ありがとう…です…」
俺はそう言い部屋に荷物を下ろして、仲間を待つ……
だが……俺は気になり宿の電話で
鼠達に聞くコトが有る「ハイサイ鼠ですがぁ?」
鼠が電話に出る「ヌシ様の本名………って何聞いて…なくて?」少し間を開け「本当は本名言っちゃ駄目…
ですが……」何だ?何でだ!聞いて良いのか?!
「私の本名はカンバ・スクナだ神の原に宿に難だ
悪用すると呪い返すから他言無用でな?」ビビった
まさか急に本人が出るとは………揶揄われた?
「紅葉です…入ります」「は…はい、どうぞ!!」
慌てて変な返事したなぁ?扉を開け入って来る
「両隣りになりました少し広いので今日此処
ロキさん、ビダンさん、ニコ君、ギルマス達が泊まれます?」そういや広いなこの部屋「大丈夫です……
入れますので通してください荷物あったら集めます」
布団も敷いとくか?こう言う所の冷蔵庫は使えるか?
テレビはコイン入れが付いてる………何故?
「近くの露天風呂に入って飯だな……後のトランプと
ルーレットにサイコロと回す木製のウツワ………
まぁこんなもんか?どうやら風呂は一番乗りだな?」
階段を降りて行くと皆んなが受付広間で話してる
「今から温泉行って来るよ」そう言うと髭面の老人が 「風呂有るよ……」有るの?温泉が良いんだが?
「温泉がそこ出てすぐに有る言い忘れてすまん……」
俺が温泉の扉の前に立つと………何故か………?
男女の声がするそして老人は親指を立て……まさか?
「混浴だ中で…あまり……騒ぐなよ?」マジで!?
「ほな…アレか…嬢ちゃん達と一緒に……
入る言うことか?え?大丈夫なんか?俺は恥っずい
!!何かあったらどうすんねん?!」何でオマエが
一番慌ててんだ?ロキ?!ジンロとかだろう普通は?
「混浴?!別のモノもってコト無いよね僕怖い!!」
ニコが焦って下ネタ、ブチかました散々だよ!!
「男女一緒だと風呂で血ぃ出たら引くんじゃない?」
ジンロオマエ生々しいよ!!やめてくれぇ!!
「仕切りぶっ刺してくるから安心しろ………」
「ありがとう爺さん!!泣くとこだった…本当!!」
「爺さんじゃ無い……」「えっ?」
「ハンクって呼べば良い……他人行儀だ………」
「爺さんカッケェー」「そやな…」「僕達……」
俺達慌ててカッコ悪いな……男子の心が一つになった
「え?嘘ん…着替え室ほら仕切壁やで入る時気まず」
「温泉だし僕は風呂だと思う安心して入るれるハズ」
ニコもロキもビビってる俺が気合い見せないとな?
「失礼します…!!」「入ったぁ痺れる憧れるぅ?」
俺が入るとロキがふざけるが………「よう………??」
「ギルマスぅ………?お疲れ様です!!」????!
「おっさん根性有るのぅ?」確かに男なら普通は……
「喜ぶべきなの…か?」「僕には早いから良いヨネ」
温泉から出たらジンロが牛乳奢ってくれた………




