表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
61/216

決着…鬼と神

ラスト・マーベラスは先程リーベルトに刺した奇妙な短剣を自分の心臓に突き刺し笑いだす

「何っ……!?…自害か…?」俺がそう言うと    チッチッチッと指を振り「奥の手は持っておくべき

モノですよ………?」心臓に怪我をして死な無い

ハズが無いまさか………神族は心臓や生命維持に

必要な臓器まで違うのか?ソレとも何か隠された 

能力で死なないのか?そうじゃなきゃ心臓は刺せない

「神族は何と死に近づく事で真の姿になれるのです

貴方に私は倒せません………サ…ヨ…ウ…ナ…ラ……」 一瞬の出来事だった蒼い皮膚黒毛と鱗に覆われた

身体に爪は鋭く奇妙な骨のような翼

巨大な悪魔そのものだが眼をおさえ苦しむどうやら複眼に慣れて無いようだ…………

何でこんな不完全なんだ……?

「ぐうあっ見えない解らない……何処に行った…?」

近づいて斬りつけると痛がる真の姿にはなり損ねた?

背後に回り込み翼を断ち切る簡単に翼は断たれ痛覚のあるような反応をする変だ…コレも神の思考に

介入する力だろうか……今なら説得できるだろうか?

「諦めてくれれば攻撃をやめよう………

もう諦めてくれ俺は殺したく無いんだ…………!!」

ラスト・マーベラスが涙する歯を牙をむき出し

嗚咽するもう決着はついた、戦う意味はない………

「オマエににオマエに理解される事がオマエなんかに

同情されるのが堪えられない屈辱だ………

死ね…死ね……死ねぇえ!!」巨大な爪…手が俺を

掴もうと近づくが………「もう…オマエが複眼で 

見えるようになるまでに……見切ってる」

両の指を断ち切り前に駆け出し眼にスキル加速大連撃を叩き込む「あっ…あっ…見えない………

何も見えないよ………見えない…何も!?」

「オマエに…未来を見る……資格は無い!!」

街をこんな様にして説得の言葉も交わさなかった………そこで捕まるまで待つがいいすぐに………

騎士達が来るだろう牢屋で反省するんだな………?

「あっ!騎士団の人達だよ………!!」ジンロが言う

ジャック・リーベルトもミラ・マーベラスも

ラスト・マーベラスも全てそれぞれの道を歩き………

間違え、協力し、自分らしい答えに辿り着いた

後日ラスト・マーベラスを産んだのが………

皇帝付きのメイドだと発覚し騒ぎになるが

今回俺達が事件解決に動いた事で助かった者もいる 

例えばターバンは当選確実となり次期王………皇帝になるのだろう応援した甲斐があるってもんだ

全てが終わり俺達はそれぞれの日々に帰る………

そう………勇者焔勇気は居なかった存在……死人に……

帰るのだ平和になった街を歩き………仲間達と歩き…勇者歴史館にかえる………

名残惜しいが……別れの時だ………

「サヨナラは言わねぇ………俺はコイツに間借りした だけだからな………俺があの世に戻っても…

オマエらなら大丈夫だ…ロキ………!!」「何や?」

「サンちゃんやヌシ様ついでに鼠も頼んだ……」

「えらい仰山頼みよるのぉ?」

「仙頭龍会や王権派は良いのですか良ければ

私達の伝手で探して調査しますが?」

ミラ・マーベラスがそう言うが

「良いんだ………この国にまた奴らの手が入る事は 

無いハズだだからアンタは未来を考え繋いでくれ…」

「他の奴らは世話になりっぱなしだったな

感謝してるぜオマエらとの数日間凄え楽しかった」

俺は皆んなの後ろに居るマリアに今生の言葉を

伝える事にした………「マリア!!来てくれるか?」

「え?どうしたの勇ちゃん………?」

「俺は卑怯者かも知れない…それでもコレを残して  あの世には戻れない…生きていた時からずっと 

渡したかった…贈り物と言葉が有るオマエが引きずるんじゃねぇかと生き返ってからいいや死ぬ前から 

ずっと好きだった俺は今無理だが生まれ変わって 

迎えに来るこんな俺だが本気なんだ

俺をオマエの……オマエだけの…男にしてくれ!!」

マリアが驚き眼が潤む………

「やっと言ってくれたね……女になってくれ……

じゃないんだ遅いけどまだ待つ勇ちゃんのコト

ずっと待つから帰って来た時お婆ちゃんかもね…?」

「ふっ…あんま待たせねえよう神様に頼む

から安心して……待ってくれよ…」

周りの目がいやに優しい

「二度目の人生……悔いは…無かったぜ!!」

俺はその言葉はを最後に顔を返すが

「シナリオ勇者の想いをクリアされました      全スキルの所有権が貴方に移ります       ステータスポイント五千兆を得ました」

前とほぼ同じだな驚かなくなつたが良いんだろうか?

マリアが指輪を大事そうに見つめる、あの世には

時間というのが正確には無いらしい

彼らが出会うのは数日後だが長い…それは長い

確認作業がある色恋はわからないモノだ………


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ