地下大カジノのヌシ
カジノは法に基づき安全に無理の無いよう
場所のルール自己責任でしましょう
日本はネットカジノも禁止されています
「オイ急げって対抗馬ぁ!!」対抗馬っつっても
すぐ後ろで小人馬に乗って小妖精が走ってんだ
ややこしくなるだろ……「一番ゴールです……」
「賭けてれば勝てたな……」鼠が「あんなのヌシ様なら勝てるね………俺だって勝てるヌシ様がついてるからな!!」辺りが殺気だっている………が
「虎の威を借るのはカッコよくないぜ………」
そして「コイツだ………コイツが一位になる………」
緑髪緑の服の小妖精を指差し言うと辺りがザワつく
コインを五十枚一番に賭けて小妖精に笑いかける
審判がスタートを切ると一番がぶっちぎりで走り……逃げ切り中間地点で急加速する………鼠や他の客が
ザワつきその間も一番は風を纏い加速し………
「ゴール!!……です…」そして「俺の勝ちだ!!」
鼠が亜然とするが「賭けってのはヒントも必要だ……
次のレース一番は勝てない……」「何で…?」
「カーブが多いし砂地も有る……バテるんだよ
小妖精だって馬だって生きモンだ……
ソレを忘れるなよ?」鼠が力強く頷くと
「ヌシ様のとこに急ごうぜ…!!」二倍のため
半分は受け取り後の五十枚は客に奢った
妖精はアレに同意してるんだろうか?
木造の店に着くと神命魔道画錬成陣事務所と書いた
大看板が目立つ「事務所ねぇ……怖い人じゃないと
良いが……」鼠の話しでは良い人なんだよな………
店に入るとガラの悪い男が数人居て椅子がうまってる
だが「客は結構少ないんだな……」そう呟くと
「こんな所で魔道画錬成陣やっけの?
ゴミ刺すのに待ってられへんやろ」
どうやらコイツら客じゃ無さそうだな…………
「メンチ切っとんちゃうぞ……!!」一人が俺に近づき辺りのチンピラが囲み込む………一歩…二歩…
スキル魔法剣の「回転式打刀切り!!」
顔面にめり込みまくり打ちどころのマシな
ヤツには肋骨打撃…肋骨打撃!!
鼠が制止し「ちょっ聞きださないと犯人聞きださないと………ねぇ聞こ?」息を吸って吐いて繰り返し
「オイ…話そうぜマイケル…さん?」
色黒の男を捕まえると「マイケルじゃないボブです
私話セナイそう言う約束ダカラ………」
「どうせ失敗したんだトカゲの尻尾切りだろう……?」ボブを睨み言うと「ワタシ仙頭龍会ノ
兵士デス離レ国の王権派言う組織ノ下部組織
家族モ僕モ殺サレル助ケテ欲シイデス組織
リーベルト何デモ話スマス!!」今リーベルトって
言ったのか?ならアレは…俺の毒殺はアイツの仕業?
「数年前に薬をいや毒を運んだのは仙頭龍会か?
何処から運んで来た………?応えろ早く!!」
その一瞬だった「グッゴガゴホ!?」何だ?
ボブが苦しそうにし倒れる「オイしっかりしろ………どうした?オイ…ボブ?!」呆然とする俺の背後から
老婆が近づきボブの胸を張っ叩くと
「グッゴガゴホ………ハア…ハア……?!」
ボブが息を吹き返し俺は「何!?何が…起きてる?」
首辺りを揉みながら老婆は「アンタの連れ………
墨入れ終わったよアンタ親父か兄弟だろ………
違うね………仲間か?恥ずかしげも無く仲間か?
良いねぇアンタ………今日は運も良いアタシが奢って
欲しかったねぇ?」コノ婆様が元ユタで魔道画錬成陣彫り師のヌシ様か?何だこのおぞましくそして暖かい空気は…こんな空気を纏った人間を俺は
見たことが無い………………




