魔王山本五郎左衛門
襖を開けようとした瞬間何か奇妙な感覚が有り
手が止まる襖がピクリともしない
「俺は何をされてる………」畳を踏む音が、する何が
襖の向こうに居る
「こっちのタイミングに合わせて貰うぞ…誰だ…」
ギッギッと何かが離れていくと襖が開くがバランスを崩し前のめりに入る
「オマエ愉快だなぁ」何故か俺の前居る魔王はジンロの顔をしてる…俺が驚くと
「御所望の顔にしたが…如何かな?」
布を顔にかけグニグニと触ると………
「いや多分…俺…だよな?」ギルマスの顔になる
さらに布を顔にかけ触るとターバンになりさらに
変わる「恐らく私かと……」グニグニと「主よ……」グニグニ「僕だよね」グニグニ「にゃー」
仲間の面が続く…俺は、いったい何を
見せられてるんだ
布を腕ごと引っ掴む「普通にしろ…あんまり…俺の
仲間ぁ…侮辱するなよ」布の上から腕を握り締める
「ちょっ待っ痛たいな…?」だが
「オマエこそ私を…あまり…侮辱するなよ!」
布が膨らみこちらに迫る
「はぁっ!!」飛び込み避けると布が魔王を包み込む
グニグニと膨らんでいき猿の顔虎の腕狸の腹鳥の足 大蛇の尻尾の怪物、
鵺になるだが雷を転がり避け腹をブン殴る
「くらえ!!」鵺がこりゃ堪らんと外に逃げ込み窓を
布が覆うグニグニと何か巨大なモノが
天守閣を掴み俺は階段を駆け上がる
天守閣に上がると巨大な骨片が幾つか見える
「オレヲ侮辱スルナァア!!」
指から骨片が飛んでくるが散らばった巨大な
骨片を盾にし避ける
「グゥウ…当タラナイ…カ?…足リナイィ!!」
「男のヒステリーはみっともないぜ…スキル魔神化を使用だ、全力でいくぞ!!」
身体が紅く変色し闘気に包まれる
「さらにスキル白兵特効」人間がたの敵へのダメージを格段に増やし被ダメージを格段に下げる
「トドメだスキルダメージ倍加でスキル魔法剣ついでに防御拳術の合わせ技ぁあ防御…!!
魔法…!!剣術だぁっ!!」
巨大剣いや大剣が髑髏を絶断する
ギルマス、ジンロ、ジョーカー三人が言う
「マジやばくね………」ビダンが親指を立て言う
「主が今日も主であぁる」「主じゃあねぇよ」
「俺は今焔勇気で…勇者だ……」
半壊した城から見下ろすと小さな布から黒い人型の
塊が這い出してくる瞬間が見えた近くに置いていた茶器引っ掴み階段を降りると壁の眼や耳が慌しく足掻く だが降りる殆ど慌てるのでこっちに居ると
言わんばかりだ「見つけたぜ」
騒ぐそいつを蹴り飛ばし壁に弾かれたせれに茶器を
被せる、ぴぃぴぃ五月蝿いそれに話しかける
「王権選挙手伝ってくれるよな……」
茶器を揺すり転がすキーっと叫ぶそれを揺さぶる
「アっアっアァァ」
まだ話せそうにねぇな?甲高い声がしてぶくぶくと
膨らむソレのそっと抱える……「にゃあぁん…?」
「おまえソレが本体か?」「にゃっハイ……」
しかし見事な黒猫だな…頭……撫でちゃう
「ふかふかでモフモフだ……!!」
ストップ動物虐待!!




