異世界に集うもの(日常編)
一部ショッキングな内容があります異世界の法律は
現実とは異なります
ギルド地下牢獄をあとにしたギルマスと俺は
開店まじかのスナックで茶を飲みながら話していた
「あんな可愛いらしい好青年か殺人や強盗に手を染めるとは世の中分からないな、怖いもんだ」
確かに神とやらが唆かさ無ければフツーにモテて
いただろうメイクを取れば陰のある美男子だし物腰柔らかで儚げ世の御婦人がのがすまい
そんな話しをしてると扉を開けジンロが話す
「そりゃノルマだね!!」二人で「は?」
ジンロの話しによると異世界人にはノルマが与えられ
そのノルマによりステータス変化やスキル譲渡
世界への帰還その他に夢を叶えるという
褒美が用意されているらしい
「能力のかわりに便利に使われるのかぁ
俺は憶えてないし便利に使われる事はないな」
ジンロが顎に手をあていう
「それがスキルや何だは関係無い…異世界から来た
その時点でノルマは与えられ、元々スキルを持って
来た特殊な異世界人もいるこの前のピエロとかね」
カウンターを片手の指先でつつきながら考え
「あと能力無しで転移ってパターンも
ズドンとやった奴の中に居たな………ただ異世界人て
ネームバリューで悪さしてガタイだけデカい
たいして強くも無い名前だけ異世界人
ダチに手ぇ出したからナニと眉間をね………」
そこし引いたが聞いておこう
「その友人は今大丈夫?」怖い、いちめんだ
「その頃はストレスで生理が止まったり
フラッシュバックで吐いたりしてたけど
今は酒場の料理人やってる利き酒が上手いよ?」
この人酒関係だと人が変わるな………
ギルマスが「嬢ちゃん友達いたんだな?」
「いるよ花屋の娘のあの子だよ」
ギルマスば知ってるらしく手をぽんとうつ
「あの植物の種とか魔物肉ばっか
注文する変わり者か?」ギルマスがガハハと笑う
友達ねぇ少し羨ましいな…………
その顔に気づいたジンロが「私らも友達じゃん?」
と言う、ありがたいそう思ってると扉をバンと開き
入って来た男が言う「主よ僕も友になろうではっ……
無いですか」なぜコイツがここにいる
ジンロが固まりギルマスが呆れるような様子で言う
「今日から牢獄の懺悔事業でうちに来るビダン君だ」
俺とジンロが叫ぶ「えぇえぇえ!?」




