託したモノ
蓮太郎の協力によりダークエルフの集落での調査は
進みオーク達の保護は順調だ、俺達は帝国に一度帰り
図書館で勇者に着いて調べるとあるコトが分かった
勇者を捕まえ封印刑に処したのは今の王であるというコトと二人が元々同じクランに所属していたコト
つまり勇者は仲間であった王の為に捕まり刑を受けた
というコトだが王に託したものの出て来て見ると
偏見は変わらず有り謝りもし無いそれが彼を失望させ
間違えた協力者と逃げるに至ったというコトか
王だけで根深い偏見は変えれなかった当然だが
勇者の気持ちも少し分かる何で変わって無いコトを
王に言い訳させなかったんだろう、そんな小さな
掛け違いでこんなコトになるとは、悲しいな……
王にも話しておこう今話しておかないと理解しあえないまま終わるコトになる、倒すコトになっても王には
知る権利が有る、ただの誤解でこんなコトになるとは
図書館から魔動力列車で王城前まで走り王に伝える
為に階段を上り大扉を開ける兵はいるものの
王が一人だけ座っており他の家族は下げたらしい
「今回の勇者の件調べると有る人の名前が出て来ました確かレオン・キングスマン当初の王の名前ですよね
勇者を捕まえたのは貴方だった…ただしそれは
ある契約の上で成り立ったモノだった全ての異世界人の解放と偏見をなくすコトその為に王族で有る貴方は
一芝居うった、つまり強い王が勇者を捕らえたその
実績が必要で勇者にこの話を通したんですよね?
ただ勇者は普通に捕まったんじゃ無い、貴方の兄を
次期国王を殺しその罪で貴方に捕らえられた、筋書きは
狂人を王が捕らえその仲間で有る異世界人達を解放し
あまつさえ偏見を無くし救ったってとこでしょう
だから貴方は復讐を恐れている違いますか?
いいや違わ無いダークエルフがオークになったのも
各地で暴動が起きようとしたのも全部、貴方が勇者を
使い間違えた方法で王になったからだだたんだ」
王の間の兵士達がザワつく当然だ自分達が賢王と
慕った王は愚者そのものだったんだ他人の手を汚し
それがバレないように勇者を殺すつもりだった
暴言に怒った訳じゃ無い殺気に気付いて逃げただけ
だったんだ、誰も彼の真意には気付け無い本当の悪は
この王だったんだ戦うコトになっても真実を世に出す
「そうだな俺は驚くほど王にむいて無かったんだ
兄まで死なせて何をしていたんだろうか?数十年間
バレぬよう怯え続けたがバレて見ると清々しいほどだ
我ながら何と愚かなコトか悍ましいのは私だった…
勇者では無い皆ももう私を王と呼ぶ必要は無い娘に
王に座を譲り私は刑を受けよう当然の結果だ」
王はずっと険しい顔をしてたが今は少し晴れやかだ
何か彼なりに葛藤があったのだろうか?俺には
分から無いが全部償って来るがいい、後は勇者か
彼は今何処にいるんだろうか?一度始まりの街に
帰ろうギルドが何かを掴んでいるかもしれない
「待ってくれ騎士団達はそなたに預ける勇者を止め
救ってやってくれもしかすると生きては会えぬかも
しれないが先に牢で待っている今回の罪を全て償い
封印刑は間違いだったと示してくれ、そなた達が頼りだ、頼むそなたが最もこの世界を楽しんでくれてる、
そなたにしかアヤツを勇者を救えない頼むぞ!!」
王にも事情があったのか?友人を裏切る程の事情が
そんなハズは無い多分罪とむきあった結果だ
ただ勇者は必ず止めてみせる、王が謝るって
決めたんだから必ず止めてみせる




