或村の幻
何とか無事ヌシ様の家まで帰って来た俺達、
俺はこっそりヌシ様に村で見た異常について
聞いてみたどうやら最後に見た同じ顔の人間は幻覚で
そう見えただけで身体に害は無いが幻覚を見せるガスが村を包んでおり長居するとあの場所が楽園に見えて
住み着いてしまうらしいすぐに2日以内に村を出れば
無事だが3日目から鐘の音と声が聞こえて来るらしい
長居するなとは聞いてたが、そんな事になって
いたとは、無事に帰れて良かった、ただあの人達は
「あんな場所で暮らせるのか?どうなるんだ?」
そう聞くとヌシ様は「柵の外の奴らが連れて帰る」
そう言ってた外の人間はいったい何だったんだ?
ソレばかりは話せない事情があるようだ、あの土地は
、土地自体がスキルを持っているらしい、後は関わるなと言われた、また一つバックについてるヌシ様が
話せない事情って何だったんだろう、俺は同じ顔の
張り裂けんばかりの笑みを思い出しゾッとした
そういえば「電話借りれますか?」窓のすぐ近くの電話を借り学院に電話をかけると
「はいもしもし学院の警備しております者です」
「もしもし学院より依頼を受けてたジャックです
学院長か理事長にパーツ揃いましたとお伝えください
はいはい失礼します、はい、ありがとうございます」
一応連絡は取れた、もうこの島でするコトは無いだろうか、そうだ本場のソーキそば食べて無いソレをヌシ様に言うと「あまり長居すべきじゃ無いが食わにゃ
帰らんだろうしついて来い車で数分走り船着場近くの最初に行った店の近くのパーキングに車を停める
「この店で良いな」初めに来た店だそう言えば 沖縄そばって書いてたな「ソーキそば半分人数分」
ヌシ様が慣れた感じで頼むココよく来るのか?
「お待たせしました」今日はお兄さんとお姉さん二人で運んで来てくれた人数分がテーブルに置かれる
「くわっちーさびら」ヌシ様が言ういただきます
らしい「「くわっちーさびら」」みんなで手を合わせ
言う少しして「くわっちーさびたん」ご馳走様らしい
「「くわっちーさびたん」」帰ろうとすると
「またやーさい」「またやーたい」声をかけてくれる
店を出るとヌシ様は「次少し歩くぞ?」と言い
どこかへ歩いて行く少し歩くとステーキハウスに着く
美味そうな匂いがしている「シメはここだ、入るぞ」
そういえばシメにステーキを食うって言ってたな
酒のシメだけじゃ無いのか小腹が空いた十分入るぞ!
「めんそーれ」小太りだが男前な店員が
案内してくれる席につきメニューを見ると
一番人気シメセット子供はジュースから大人は
ジュースか酒を選べるようだどれにするか?
ヌシ様はシメセットのジンジャーパワースカッシュを
頼むようだよし俺もソレでいこうじゃないか!
「シメセットのドリンクジンジャーパワースカッシュ
あとホクホクポテト一つみんなはもう決まった?」
シメじゃ無い気がするがポテトも頼んじゃった
今日はみんな酒は飲まないようで同じメニューが
多かったポテト頼んだの俺だけで気まずい……
少し待つと「シメセットのお客様」とドンドン
テーブルに並んでいく「ホクホクポテトです」
うお!?思ったよりボリューミーなポテトいや
コレは食えるソースが3種類も付いてるまず
どっちから食うんだやはりポテトからか?
美味いほのかに甘味のある塩が丁度良い塩梅だ
ソースはチーズにケチャップにマスタードさぁ食おう
紙ナプキンで吹いて次はシメセットドカンとステーキ
がじゅうじゅうと唸っているつけ合わせのポテトがかぶってしまったがもう一つ炒めたオニオンを齧り
スープでリセットポテトの油が流れたらステーキ
タレが複数あるワサビが添えられた和風らしきタレで
ちょん美味い次色の濃いタレをちよんココで
またスープと炒めオニオンドンドン減っていく
終わってしまう……「感慨深いな…」おっとつい言ってしまった「確かにえらい早い旅やったな」とロキ
「あーあもう旅もお終いかなんだかんだ楽しかったね
今回の依頼以外でもまた来たいよね」ジンロが言う
「ヌシ様に貰った絵大事にしてるよ」とニコが言う
ダンさんやビダンやルーンにベンは静かに頷いて
聞いてる、確かに色々あったが良い街だったな
まぁちょっと騒ぎになったりしたし少し時間を置いて
また旅行にでも来るのは良いかもしれない
ステーキを食べ終わった俺達は見送られながら
船に乗り港街サングリアまで帰り鉄馬車で走り
学院まで運ぶメンバーと街に帰り報告するメンバーに
分かれるロキとダンにルーンにベンが運搬メンバー
後は帰って報告する事になったどんな兵器のパーツか
気になったが俺達は街に帰りみんなの帰宅を待った
夜中閉店間際にダンとベンがやってきたロキは
地下街の徴収の為帰りルーンはギルドから
直帰したらしく中年二人が酒を呑みに来たまったく
酒飲みは夜行性で困るぜジンロですら今日は飲まずに
帰ったってのに身体に気を付けろよ?




