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或街の群像…(日常編)

お酒20歳になってから

始まりの街の片隅にスナック無面という店が有る

そこにテンガロンハットにマント腰には拳銃を

ぶらさげた女性が入る

「マスターアレ頼めるかな……」


マスターの手が止まる


「アレとかドレとかツケでしょうが!!」


申し訳なそうに手を合わせる女性ジンロ

「いや先立つ物がなくてさー」


払いたいんだよとは言うが………「仕方ないな……」


一番安いウイスキーとソーダ水少量のライムをしぼり

適当な乾き物を出す

「そろそろ払ってもらはないと赤字ですからね!!」 

ジョッキを気を付けつつドンと置くと


「今日は2人きりだね…」とはぐらかす


「紅葉さんとシロは休暇で向日葵さんは酒類と

今食べてる乾き物の買い出しだ」


ジンロがふぅと息をはき「マスターは脇が甘いね私が強盗だったらさっくり殺られちゃうよ…」


ニッと笑って言葉を返す


「一応信じてるからね…ツケの払いも信じてる」


ハイボールをグッと流し込み「本題に入って良い…」


耳を向けながら魔動力レンジにジャガイモと練り物

切ったプチトマトにチーズをかけた皿を入れる


背中を向けたまま「はい…どうぞっと」


一分ほどでチンと魔動力レンジが鳴り取り出し

カウンターに置く


「話してる間に丁度冷めるでしょ」ジンロは猫舌だ


「まぁ長くならないようにするよ」異世界人の話し

だろう、おれが手をそっとむけると話出す


「多分異世界人は殺さなくても良いかも知れない」


この前はケジメとして殺すと言っていたが?


「ビダンの件で思ったんだ…」アイツに思う事が

あっただろうか、ジンロがハイボールを飲み干し言う


「殺さなかったがペナルティも変化も無い、だから

改心するか何らかの方法で制御すれば能力を悪用

しても殺す必要はないんじゃないか……」

それなら有難いが


「ジンロはそれで納得したの」


首を傾げ「何人か…悪人だが殺っちゃてね

ムショに入れたら自殺して街の外に追い詰めたら

魔物に喰われて他にも色々あって死んじゃって

どうせ殺すしかないと思ってた」


聞いてるのが心苦しい、

ジンロが「ありがとう」「えっ?」真っ直ぐ

俺を見て言う


「君のおかげでだいぶ心が楽になった」


何かむず痒い「そりゃ良かった…じゃない、うん」


そう答えるしか無かった他に気になる事は


「俺達は異世界人の抑止力として呼ばれたんだよね」


ジンロが少し考え「そうだと思うけど?」


ずっと気になってたことを聞いてみる


「何で俺は記憶がないんだろう?」


顔もだが記憶がない、それがずっと引っかかってた

記憶のない人間がはたして異世界人達の

抑止力になるのか?


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