魔力修行を終えて
俺達は魔力操作トレーニングを終えて牧場の中にある
温泉に浸かっていた様々な病や傷を浄化湯とヒール湯の源泉から流して湯船にためて少しぬるめの湯で
人間も魔物も癒される最高の温泉だ、両方が
魔力泉という魔力をふくんだ湯の出る源泉で
ぬるいのに、いやぬるま湯だからこそ長く楽しめる…
……イヤ楽しんでる場合じゃねぇ!!早く上がって
ユダの話を聞かないと!修行中凄え顔してたぞ?
アレはドン引きした顔だった、何とか挽回せねば!
「先生待ってください!温泉ですよ!牛乳飲まないと
温泉の神様が怒ります、みんなで飲みましょう!!」
みんなが海パンのなか何故かサモン=フェアリーは
今日もスク水で有る何故着ているのか聞いて見ると
「コレなら襲撃があってもそのまま外に出れます!
みんなを守るのが先生と僕の役目ですからね?」
そういやサモンはまさかの学級委員長だったが
「女子がその格好で外に出たら危険だろう?
オマエが見本になってやりなさい、
委員長として大事なコトだぞ?分かる……かな?」
何か納得してたがよくよく考えると女子じゃ無い……
いつから錯覚していたんだろう?そんな
コトより牛乳飲んで話しだ!忙しいなぁ?もう………「「ご馳走様でしたぁ!!」」急ごう………
しかし温泉のすぐ近くに肥料置場が有るのは、
はたして合理的なのか?臭いはしないが気分がなぁ?
後で畑を見せてもらおう今は気をつけて急がないと
、牛型と馬型の魔物が大量にいる可愛いもんだな?
色々見ながら小屋に着き泊まる準備を頼まれ、
ユダが話を始めようとするが小蜂魔物が窓に
ぶつかったり牛型魔物と馬型魔物が同時に
産気づいたりと、牧場は想像より忙しく牧場主で有る
ユダは小屋に中々帰れず再び夜が近づいていた………
晩飯は玉子入りタンメン、肉団子とホルモンの
味噌ダレ炒めもやし入り、味噌とミルク入りの
馬鈴薯のスープ、堅焼きパン以上のメニューで
奮発してくれたぞ!無茶苦茶美味かった!
「いゃあ皆さん美味しそうに食べてくれて嬉しいです
僕達信徒は自分で育てたり仕方無く狩った魔物しか
食べてはいけないコトになってましてね?
でもですね…不自由でしょ、そんなの?だから僕は
根本的に間違えてると思って、感謝が有れば多分
命の価値はどんな方法でも同じじゃないか?と
思ったんです、生きていた命だと理解して大事なソレを糧にしてまた大切な家族や自分になるんだなって
そう思えれば、外で食べたり何処かで買ったりが原罪や罪になるなんて、可笑しいと思いません?
僕はだからこの教団ピエタを、異世界の教団を潰すって、決めたんですよ、自由な選択をうたいながら
入信すれば自由が削がれていって、最後は骨すら
残らない異常過ぎると思いませんか?
彼等は他人の死を教義に使う異常な奴等です!!」
何でそこまで恨んでるんだ?確かに異世界人を迫害し
ソレの隠蔽までしていたヤツら異常とは思うただ
コイツのユダの恨みはそこからでは無い
もっと……底の見えない刺すような怒りだ何故?
「食事直後にすいません……少しワインが強かった
ようです皆さんはゆっくり堪能してください……」
そうかと思うとすぐに落ち着けて黙る……何故?
異世界の教団って、あっちの世界の教団って意味か?




