教団の街へ
街の周辺には特に何も無く結界や探知魔法を
警戒したが拍子抜けだ、そして街にの門抜けると
入口から少し離れた左に教会がありその前に
噴水公園そして遊具があるのだが問題はその教会の
隣に小さいが学校と老人ケア施設に街医者と
町民が必要にするものが集まっているコレでは
教会付近を通らねば街の機能を利用出来ないのでは？
その密集地から少し離れた場所に雑貨商店
早い話し街が左側に偏った作りなのだ
だが街の右側にも商店街があり小さい店だが
活気に溢れており小型の土産物屋もあり多分ここで
袋ラーメンが買えるんじゃないか？よし早速
「すいませんこの袋ラーメンありますか？
ご迷惑で無ければ、出来るだけ買いたいんですが、
よろしいでしょうか？家族に買ってきたくって」
そう言うと年配の店主が店員に多めに持ってくるよう
頼んでくれる、ありがとう本当にありがとう店主
「コレ私達と神父様が作って売ってる袋ラーメンでね
神父様は良い人だけどあとは最低だよ
客も金も全部あっちに持ってかれてさぁ……
神父様がお客さんや子供達に広めてくれなきゃ俺達
商店街の連中死んじまうよう……
お客さん達も教会や雑貨商店の連中には
気をつけてな、裏で繋がってるからすぐ勧誘くるぞ！
知り合いのタロウさんとジロウさんと家族はな……」
キョロキョロと辺りを見てコソっ…と話す
「借金させられて死んだんだよ……間違いねぇ
何でって神父様が俺達に言ってくれたんだ……
けどその頃神父様教会に来たばかりでさぁ……
その……疑ってたらタロウは家で心中して……
ジロウは森で魔物に喰われた……んでそん時
神父様がもっと早く慣れてもらってれば………
て後悔してたから何かこの神父様は他と違くないか？
と思って、たまに相談したり店の美味いもの試しに
食べてもらったりして何だろう…こう……
好きになってったんだよね？案外信用できるよ！！」
神父は他の教団員と違う？なら何故神父なんて
してるんだろう？何かソコにある気がする……
「神父様は何故神父をしてるんでしょう？
随分と酷い教会のようですし辞めれ無いの
でしょうか？危険も伴いますし………」
そう聞くと土産屋の店主は少し考えた後
「多分神父様はダム……かなぁ？あの……
魔物が木で作るあのダム、教会の何かヤバイ部分を
あの人が堰き止めてる、辞めなんで無い
産まれ的にも逃げられ無いから多分苦しんで
神父をしてる、あの人の親別の教会の偉いさんで
お兄さんが大司教してて心配だって、その時に神父様
この職には闇があるから心配だって言ってて、
ああコレは何か触れてはいかん話しだなぁ……て
聞きそびれたんですが、察しますわアレは…ねぇ？」
何を察するんだタダの勘や気分か？コレは……
「何か気に……なります…かね？」
そう言われて俺はコクコクと力強く頷くと
「ホラ教会って悪魔祓いとかするでしょ……
アレで死んだ死体をね保管して薬にしてるとか……
あとそもそも死んだのは教会が無理な殴る蹴るや
薬品に沈める……普通じゃない方法で悪魔を祓って
そもそもだけど悪魔何かじゃなかったって話しが
詳しく無い俺達にも届いてるんです、変でしょ？
まぁ何だったかは……分からないんですが？」
分から無いのかい！！何だタダの空想か？
でも可能性を聞いておくか？そうしておこう……
「例えば精神病だったとか……ですかね？」
「ああそういや風土精神病とか神父様言ってたな？
アレって悪魔憑きの話しだったのか？
ココはまぁ大丈夫だけど墓が見たいって奥の墓地に
行って何か見て難しいコト言ってた…聞いたよ！！」
神父は風土病を気にしてた？この世界はそれなりに
医療が整ってるその世界で風土病？何故だ？
医学どは対応出来ない風土病？魔法や呪術関係か？
風土精神病って何だ？充分に気をつけないとな？
「ありがとうございますお会計いくらでしょう？」
「いえいえ神父様から旅人費とかで貰ってますんで
大丈夫です………あ！使い捨ての木箸いくつで？」
旅人費そんなのあるのか？楽だけど申し訳ないな？
その後商店街を抜け有縁死者大墓地と書かれた
墓地に着いた……だが？漢字？珍しく無いのか？
確かにコチラにも漢字名の人はいるが周りと違和感が
あるような気がするな？何故ここだけ？
いや良く考えるとさっきの商店街も偶然だろうが
漢字で47街商店街って書いてた、何故か普通に
思ってしまったがこの墓地の墓にきざまれてるのは
殆どが漢字……まさか…ココの墓全部………
異世界人の墓なのか？いや死ねば墓が建つ当然のコト
殺された訳では無いただ老衰や事故や病気で死ぬ……
当たり前だ産まれれば死ぬ当然なんだ何故悍ましい？
不必要に異世界人を集めているからか？偶然だろ？
「おや早かったですね皆様私達の墓地へようこそ…」
誰だ？聞き憶えの無い声だ知り合い？いやこんな
場所に来る知り合いは本当に憶えが？振り返るか？
「振り返ら無くとも大丈夫です私は
この街で神父をしているアダン＝ファウストです
貴方達を待っていました待ち伏せではありません
全てスキルこみの方法で貴方達が揃うまで
助けが来るまで待ってました……それでは言いますね
……皆さん私達を助けてくれますか？………」
