けむい
車の窓から煙は出ていく
どこに行くのかは誰にも分からない
世間では受動喫煙がどうとか言われているが、私は総じて大したことないと思っている
だって、私の母親も父親もタバコを吸っていたから
部屋の壁は黄色いのが普通だと思っていたし、車でタバコを吸うときに窓をほんの少ししか開けていなかった。だが私は何ともない
わずかに開いた窓の隙間から、煙は出ていく
だがほとんどは車内に滞在し、私の眼前を舞っていた。変な匂いもした
だから私は母親から「けむい」という言葉を教わったのだ
成人してしばらく経ち、私は煙を吐いている
私は立ち上る煙を見て、考えた
煙は一体どこに向かっているのかを
〜追記〜
文字数がちゃんと二百文字を超えたぜ! だからこのあとがきは書く必要がないんだけどなんとなく書いとくやで! 最近知った言葉なんだけど、夕方と夜の間らへんの微妙に暗い時間あるやん。あの空の色は「暝色」っていうらしいで。あれ綺麗やで。終わり!