表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ラストスマイル〜辛い過去持ち天才少女は幸せになる〜  作者: サクラヅキ
二部 学園生活は大忙し
14/18

監獄に入れられた理由(ニッシェイル)

 ニッシェイルside


 私は、殴ったり蹴ったりするのは好きだったけど、喧嘩は苦手だった。

 肉を殴る感触。骨の折れる音。相手の啜り泣く声。それが怖くて、怖くて……


「怒らせたら王立の治療院まで行かないと行けなくなるくらいボコボコにされるらしいよー」

「奴隷が100人いて、その子達殴って過ごしてるらしー」


 殴ったり、蹴ったりするのが好き。というだけで根も葉もない噂を立てられた。いや、ただ単にそんなこと言ったら本当に変な人だろう。私は、弱い人を殴る蹴るのが好きなのではなく、そういう勝負が好きなのだ。殴っても、避けられて、攻防の続く試合……私の言い方が悪かった。強い人と戦うのが好きなのだ。私より強い人と。


 入学式の日、誰に殴られたのか。顔が真っ赤に腫れている男子生徒を見つけた。すぐに駆け寄った。「大丈夫?」って、「保健室行く?」って。しかし、そこを見た私の知人が……


「ア、アーゼマンタさんが男子生徒を殴ったわ!!」


 その言葉で、周りが凍りついた。違う。私じゃない。そう反論しても、「殴ったり、蹴ったりするのが好きなアーゼマンタなら。」と決めつけられ、取り合ってすらくれなかった。私が知人などへの自己紹介のとき、「強い人と戦うのが好き。」と言っとけば、私はここで無罪を着せられることはなかったのだろうか?「殴ったり、蹴ったりするのが好き。」と言わなければ、誰か信用してくれたのだろうか?


 あぁ。やってしまった


 それから、男子生徒も反論してくれたが、脅してる。と決めつけられ結局問題児として、Ωクラスに入れられることになった。Ωクラスの生徒には、優秀すぎる人以外、大きなペナルティが着せられる。例えば、1回でも問題行動を起こせば来年もΩクラスというものだったり、定期テストではΩクラスの人は合計点数から0,2%分引かれたり、1番怖いのは、Ωクラスの生徒は国内での就職率が大きく減る。優秀な人以外。監獄なのだ。ここは。


(有罪じゃあるまいし……)


 自己紹介では、強い人と戦うのが好きって言おうと思ってたのに、いつも通り、殴ったり蹴ったりするのが好きと言ってしまった。来年もΩクラスかもしれない。ここで決まったのだ。みんなの顔もびっくりしたような顔をしていた。……しかし、他の生徒の自己紹介は強烈だった。「可愛い子が好き」というナンパ野郎や、機械音声の子。伝統あるこの学園の入学式に来ないという輩もいた。その中で、この子だけは仲良くなれるかもしれない。と思った子がいた


「え?あ……ハル・レッシェルトンです」


 ハル・レッシェルトン……名前が短めですんなり覚えることが出来た。大人しそうな印象だ。しかし顔はとっても綺麗だった。絹の様な綺麗な銀髪。サファイアが埋め込まれてる?という位の大きな目の中にある綺麗な碧眼。肌は雪のように白く、鼻だって小さく、スっとしていて13歳とは思えない。お人形さん……その表現にストンと納得した。


(仲良くなりたい……)


 もしかしたら、怖がられているかもしれない。彼女はきっと、優秀すぎるからこのΩクラス(監獄)に入れられたから。仲良くなりたいのに、近づく勇気はなかった。


 ◇◇◇


 移動教室だって、昼休みだって教室から消えて、話す機会がなかったが、ようやく話せたのは武道大会。もう2ヶ月ちょいで夏休み。というところだ。彼女は見事、自分の手を煩わせないで自滅へ追い込む華麗な試合を見せた。チャンスだって思った。「すごかったね!」と言い、そっから話していけばいいのだ。

 そしてその方法は上手くいった。「いいです」と、了承だって貰った。強くて、綺麗で、素敵な子と友達になれて、夢かと疑った。

 ちょっとだけ。Ωクラスで良かったと、あの男子生徒に感謝した。

なんかもっと純情で青春っぽい(?)ストーリーを書きたかったけど、なんか重くなってない?大丈夫?ニッシェイル??


今回、字ばっかで読みにくかったと思います。次はちゃんと本編!ハルはニッシェイルに負けるのか!?乞うご期待!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ