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01

楽しんで書いた作品ですが、名前なし状態で始まっています。

読みにくいかもしれないです。

『おめでとうございまーす! あなたの魂は異世界転生ができる魂として選ばれました!』

「………………は?」

双子の妹を庇って事故に遭い即死した私は何故か今、真っ白な世界にいた。


しかも、まだちゃんと状況を理解できていない私に対し、突然目の前に現れた球体がそう言い放ってきた。


(い、異世界転生??)

私にはよくわからない言葉だったけど……。

(妹が好きそうな言葉ね)

夢見がちで周りから愛されていた双子の妹のことを考えたらズキッと胸が痛くなった。


事故に遭う直後に私のほうを見ていた妹の顔は……。

勝ち誇ったかのような笑みを浮かべていて……。


『今なら、かなり高い能力をチートして持つことも可能です!!』


死ぬ間際の出来事をぼんやりと思い出しそうになっていた私は一際明るい声が耳に入り、我に返った。


「……あ」

(ええと? なんだっけ?)

私はしゃべる球体を目の前にして死ぬ前の自分のことを思い出そうとして……。


『聞いてなかったのなら、何度でも説明しますよ!』

聞こえなかったフリは失敗に終わった。


「転生したくないですし、チートもいりません」

『……………………へ?』

私がそう言うと今度は球体のほうが黙った。


『き、聞き間違いですか? て、転生したくない? しかもチートもいらない!?』

少し沈黙をした後に球体は質問してきた。


「聞き間違いではないです。私は転生したくないですし、チートもいりません!」

『な、何故ですか!?』

球体は慌てたように聞いてきた。


(何故? どうしてそんなことを聞くの?)

私は不思議に思いながらも聞かれたことに答えるべく口を開いた。

「私は、死んだのでしょう? ならそれを受け入れるだけです」

死んでしまった現実を変えることは難しい。

だったらさっさと受け入れたほうがいい。


(……なんて。どうして死んだ後までこんな聞き分けがいいのよ)

自分で自分がイヤになる。

なんで死んでも尚私は『いい人』になろうとしているのか。

(あ。もう死んでいるんだから人に例えるのはおかしい? けど、人間だったからなぁ)


それと、私はもう人間にはなりたくなかった。

人間として生きるのは私には無理だ。


転生した先でまた人間になっていたなら私は絶望してしまう。

そこまで考えて、私ははたっとした。

(けど、もしも、ここでの出来事の記憶はなかったことにされたら? っていやいやいや! 人間として生きるのはもうまっぴら!)


「と、とにかく! 私は提案されたことをお断りします!」

『そんな!! そこをなんとかお願いします!!』

「お願いされても無理です! それにさっきからなんなんですか!? どうして私を転生させたいんですか!?」


『あ、あなたの魂は回収できないんです!!』


球体が放った言葉に私は大混乱しそうになった。

最後まで読んでくれてありがとうございます。


少し補足しますが、主人公は人間の姿のまま球体を話しています。

わかりづらくてすみません。

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