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第4話 私(とその周り)とパチンコ

 今回はお話の趣旨(しゅし)から少し外れるだろうが、このお話を書いている私とその周りの人の話をしようと思う。

 私は大学を卒業後地元に戻り、新卒として入社した(完全に余談になるがその会社は入社後3年で潰れてしまったのだが……)会社では上司がパチンコをやってるそうなので、こんなことを聞いてみた。


「『パチンコやってたら1万円が1時間で消えちゃう』って聞いたんですが?」と。そしたら何てセリフが返ってきたと思う?


「1万円なんて1時間も持たないよ」というセリフだ。その他の仕事に関してはおぼろげにしか覚えていないのに、更衣室で聞いたその上司のセリフだけはしっかりと覚えている。


 当時は新卒で給料もたかが知れていた青二才だったが、だからこそ1万円はとんでもない大金だ。それがたったの1時間も持たずに消えてしまう!

 これを聞いた瞬間パチンコがいかにバカバカしい遊び、いや「札束をドブにポイ捨てするような行為」なのかがよく分かり、今現在でもやろうという気力はこれっぽちも沸かない。




 他にも現在働いている職場では新たに入ってきた後輩が(俺はパートで彼は正社員という違いはあるが)パチンコで結構勝っているそうで、

 休憩(きゅうけい)時間中は「あの店は最悪なくらい出ない」とか「残業する位ならバイト(パチンコの事)で勝った方が楽しいしカネも入ってくるのでうんぬん」なんていうパチンコの話ばかりである。


 本当にパチンコ以外の話をすることはせいぜいが流行りのソシャゲ(近年では「ウマ娘」か)をちょろっとする位。

 聞いていて分かるのだが話のネタが「乏しい」なんていうレベルじゃ済まないくらい、話題の幅が「極端に」狭いのだ。


 その後輩は俺よりずっと(具体的に言えば10歳以上)年下なのだが、これから恋人を作ったり結婚したり家庭を支えたりするときに、パチンコが負の遺産にならないか将来が心配ではある。

 パチンコやりたさに借金を抱えて、恋人に負の遺産を継がせないために結婚を切り出せない。なんていう話はその辺にいくらでも転がっているものだ。

 そもそもその後輩が口では威勢や景気の良いことを言ってるが、内心は借金抱えて自転車操業な火の車。なんてこともありえる話だろうし……まぁ人を疑うのは良くないことだとはわかってはいるが。




 現在の仕事に流れ着くまでに、他の仕事をしていた時でもパチンコやってた人はぽつぽついたのだが、全員に共通している事で話題の幅が「極端に」狭かった。

 具体的に言うと「パチンコ以外の話をしているところは見たことも聞いたこともない」というものだ。

 休憩所で聞くのはいつもパチンコの「出る」「出ない」の話ばかりで、パチンコに関しては門外漢である俺は聞いててもこれっぽちも面白くなかった。




 個人的には特に「話題がパチンコの話ばかり」っていうのは「明確な危険シグナル」で、パチンコに日常がすっかりと侵食されている危険性が高い。

 詳しい話は「パチンコは麻薬」の「パチンコ依存の意味」で詳しく述べられているのでそこをご参考までに。


 本当に未来を言い当てるほどの鋭さを持ったのはホームページですらそうそうないからね。




【次回予告】


過去の遺産は時に先見性に長けたものもある。「パチンコは麻薬」もそうだ。これはのちの世まで語り継ぐべきホームページだと言ってもいい。


最終話 「「パチンコは麻薬」は100年先まで語り継ごう」

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