第82話:真の戦い
これこそ最終局面ってやつですね…。
※誤字脱字報告ありがとうございます!!┏○ペコ
(またやっちゃった…今度はゼロになったかな…)
side:セリア
「まったく…だんちょーは忙しないよね。そう思わない?」
薄暗い道の中、隣で歩く気だるそうな男に陽気な声で訊く。
「…本来ならお前とは嫌だが…マスターの頼みだ、仕方なくな?」
「それ聞いてないから」
会話にすらなってない会話に若干の呆れが現れた。私のことを嫌いなのは知ってたけどここまで来ると逆に理由が気になるよね。
「お前と会話を成立させたくないんだよ」
「なんでぇ?」
「嫌いだからってってんだろ!」
「なんで嫌いなのよ!」
「そこだよこの鈍感女!」
(な…私を鈍感呼ばわりとは!制裁せねば…)
拳を握り、素早く隣の男の頭に拳骨を叩き込んだ。
「いたっ…!ぶったな!?」
「ジン。早く歩きなさい。遅いと殺されるよだんちょーに」
「…ったく、わあってるわ」
不満をあらわにしつつも数分で目的の場所まで辿り着いた。着いた場所は闘技場の真下にある地下通路を通った先にある禍々しい空間。そこが今回の目的の場所だ。
「あれか。闘技場の結界を維持してる装置っていうのは」
数十cmはある大きめな宝石の周りに丸みを帯びた何らかの魔道具が宙を浮いている。アレは多分制御装置の役割を持った魔道具かな?本体はあの宝石…見た目はただの宝石に見えるのにね…。
観察はここまでにして、早くしないと。いつ戻って来るか分からない。
「あの監視が居なくなった今だよ、これを逃せば結界を解除できなくなる」
「分かってる。だから俺がいるんだろ?」
自信満々に答えたジンは一歩前へ出て周りを解析し始めた。
「ふふっ、頼りにしてるよジン」
「任せておけ」
そう、アレを壊し、結界を解除させるのが今回の私達の役目…本来ならここに侵入出来なかったけどだんちょーのおかげでここが手薄になってる。あの爬虫類がいない今がチャンスなんだ。早く終わらせないと。
「じゃ、私もやろうかな」
手を鳴らし、魔法陣を展開させる。何重もの魔法陣を重ね一つの魔法を複雑に…より高度に高める。そんな事してバレないかって?ふふっ、大丈夫だよ、アイツがいる限り私たちの存在は気づかれないから。
(秒で終わらせるから待っててだんちょー達)
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side:レオン
敵の懐に光の速さで忍び込み左手に持つ大剣を斜めに振る。闘技場の壁まで紫電が走り、壁を粉砕しても尚勢いは止まらなかったが、結界に当たってやっと紫電は霧散した。
(ギリギリ避けたか)
「…レオン。流石の化け物具合だな、あれを食らえば我とてタダではすまぬぞ!!」
なぜか喜んでいる白ずくめの男。
何を喜んでいる?そうか…アレが変態…と呼ばれる人種か。
「無駄口叩くな───戦馬鹿」
「それは失敬。霊冥」
『──雷轟』
結界内の上空に雷雲が発生すると、複数の雷が白ずくめの元に落ちる。時間をかければこちらが不利になりかねん…隙を与えず即座に技を放つ。あまり悠長にはしてられん。
「うざいねぇ!」
「っ…!」
やはり全員防御魔法を展開していたか。傷が付いていない。
「チビと肉。テメェらは俺らが相手だ」
燃え盛る双剣を投げつけ、相手にあたる寸前で爆発させた。
「二人は俺らが相手する!残りを頼んだ!!」
あいつの背後には、三人の人物が見える。だが、気配はしない。なるほど…気配隠蔽を使っているのか…。中々どうして高度な隠蔽だ…。
「…仕方ない、行くぞ霊冥」
「…分かってる」
二人のオーラが膨れ上がり、正に厄災そのものと言えるレベルまで上昇しだした。これ以上は危険…だな、早急にカタを付ける───。
『雷神化』
俺の持つ…固有能力にして至上の力。俺の存在を高め、霊体へと昇華させる。
物理攻撃は無効、状態異常攻撃も無効だ。俺に攻撃したければ魔力を介した一撃か…霊体でもダメージが通る能力での一撃しか方法はない。
「…っ…やばいぞ…戦馬鹿」
「…本気を出した我らでも気後れしそうだ…!」
劇的な変化はないが、全体的に透明感のある姿になった。瞳から電撃が走り、体からも電撃が走る。
『雷鳴百膂』
体中の電気が迸り、掌を向ければ百の電撃が光の速さで放たれる。射線上にあるもの全てを焼き尽くし、形あるもの全てを破壊する。
『閃剣一波』
『闇霆』
黒い雷と形の見えない斬撃がぶつかり合い、けたたましい音を立てながら散り散りに霧散していく。ギリギリの所で発動したか…。
だが、気にせず次の一手を放つ。
『雷速』
雷の如く二人の真上に現れた俺はすかさず大剣を上に持ち上げ、振り下ろした。
『死雷漸霆』
紫電が刀身に纏わりつき、徐々に巨大化して斬撃と共に放たれた─────。
『我、最強の軍神なり』
白ずくめの体から瘴気がどっと溢れ、俺の剣が瘴気の圧に押し負けて後方に軽く吹っ飛んだ。
「使うのか、力を」
地面に着地したと同時に白いマントが瘴気の風に吹かれ、どこかに飛ばされる。マントが無くなり、白ずくめの素顔が目に映った…。その姿は異質で異端。顔の左下に黒い紋様があり、その紋様からは絶え間なく瘴気を発していた。
「さぁ、闘おうぞ。死の果てまで!」
服を破り捨て、上半身を曝け出す。顔にあった紋様が体にもある。それどころか左半身は殆ど黒い紋様に覆われている。
(アレに…触れるのは危険か…精神が侵されるかもしれん…)
だが…そんなもの触れなければいい話だ。剣の切っ先を敵に向けて冷酷に告げる。
「俺は死なない…死ぬのはお前達だ」
僕「明日遊ばない?」
友「は?コロナだぞ?」
僕「知ってる」
友「…ねむい」
僕「いや、困ったからってねむいはないでしょ。会話の流れ的に」
友「( •᷄ὤ•᷅)」
僕「…ゲームで遊ぼって…」
友「( •᷄ὤ•᷅)」
僕(そんなに僕と会いたいのか…)
みたいな会話を土曜日にしてました。LINEで。




