第56話:トランスする白ずくめ
ほんとに誤字脱字報告ありがとうございます!!
すごく頭が上がりません(;´Д`)以降気を付けます……(と言ってもまたやっちゃいそう…)
※遅れました。┏○ペコ
side:???
「その程度で僕を殺ると抜かすの滑稽だよ」
地面に足をつく俺らを見て冷たく告げてくる。
「はっ…殺るって言った覚えは無いが?」
「同義だよ」
「勝手に決めるな」
「負け惜しみなんて恥ずかしくないの?」
ムカッ…。このセリフで俺はカチンときた。
「あ?まだ負けてねぇぞ?このチビ」
チビって単語にピクっと反応したその時…
「んだと?テメェ…死にてぇのか?」
こいつにとったらチビが禁句みたいだ。他の煽りは効かんくせに身長の事は気にするのか…。
圧倒的までな魔力が嵐みたく荒ぶり、部屋を魔力の渦で埋める。俺の持つ力では能力値は見れないが、多分200を超えてるだろう…これが正確かと言われるとなんとも言えねぇけど、少なからずあるな、今の感じだと。
(さっきまで170かそこらだと思ってたんだがな…力の隠し方がうめぇ)
「もういいわ、テメェ確殺決定」
右手が刃に変わって赤黒く変色する、その直後、不赤黒い斬撃が放たれたと同時に俺の体に傷が入った。
「チッ…」
避けても必ず当たる絶対攻撃に眉をひそめる。カラクリが分からねぇ…なんで当たる?完全に避けたはずだ。
「分からないだろうねぇ?分からないよねぇ?」
腹立つな。あのイントネーションと言い方が特にうぜぇ…。
(カラクリもそうだが…ちゃちゃっと結界を解除しねぇと不味い、この空間に長居は命取りになる…クソ、やっぱ俺一人じゃキツい)
白ずくめにバレない様に通信魔法で峰屋、菊池、佐賀に話しかける。
『お前ら、聞こえるか?』
『リーダー…どうしたっすか?』
『話を聞いてくれ、いいか?』
『『『はい』』』
『時間がねぇから短めに言うぞ、峰屋は俺のサポートに重点を二人はそれを悟られない様立ち回れ、結界解除を優先させる』
『はい!』『おう!』『りょーっす!』
通信を切ったと同時に二人は動き出し、俺もそれについて行く様に動く。
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side:佐賀
「話し合い終わったみたいだね?時間上げたんだから多少は良くなってよ?」
両腕がゼリー状に変質すると、触手みたくかたどった両腕を肩から無数に生やす。そして、先端を刃に変えると鞭の様にしならせ迫ってくる。
「ちょっ…!!生やしすぎっすよ!?」
「ったくよぉ…!めんどくせぇぜ!」
両手に嵌めているメリケンサックを強く握り締め魔力を纏う────
『────剛燼拳・乱晴!!』
拳が分裂したと錯覚する速度で迫り来る触手を相殺する。
ガトリングガンの様に連続して放たれる単純な技だけど、汎用性が高く威力も凄いからこういう敵には良く使える。
使えるんだが……
「ちょっと…だんだん増えてないっすか!?対処しきれないっすよそろそろ!!つぅかなんで急に当たっても破裂しなくなったんすか!?硬すぎっすよ!!」
『オラァ!銃撃重壊!』
雅人さんが投げた片手斧が一直線で白ずくめへと迫り、白ずくめはそれを止めようとするも触手は当たる度に破裂して無意味になっていく。
「手伝うぞ菊池────」
『────双剣乱舞!』
『行きます!瞬間転移!』
リーダーが技を発動した瞬間、愛奈さんが空間魔法で支援し距離を一瞬で縮めさせてからの至近距離での乱撃。
結界の解除しながら魔法での支援なんてそうそうできる技術じゃないし、リーダーか愛奈さんぐらいしか出来る人を見たことが無い。
「体をゼリー状にしてるんでねぇ!!どれだけ斬られようともビクと────ブブッ!!?」
リーダーが急にしゃがんだその時、雅人さんが投げた斧が白ずくめの顔に直撃した。
「良くもやってくれたよねぇ!!?殺してやるよ!!」
白ずくめの体から無数の針が生えたと思ったら急激にその大きさと長さが変わり部屋中を埋めた。
「っっぶねぇ…」
何とか危機一髪で避けれたがもう一秒遅かったら体に大穴が空いていた。
「ったく加減って言うもんが分からねぇ野郎だな?」
「全くだ」
「怖かった…」
そう言いつつも愛奈さんとリーダーは解除の手を休めずひたすらバレない様続けている。俺ならうっかりやめてるっすよ……。
「あーあぁ…服破けちゃったなぁ〜!」
白ずくめの男が嘆いた様に呟いたその時、部屋中を埋める針が体に吸収され、白ずくめだった男の姿が顕になる────
「折角容姿を隠してたのに…許さねーぞ?」
(´・ω・`)




