第43話:準決3
(^q^)
side:隼也
「今回も敵にならなかったなぁ…あーあ」
勝利宣言を聞いてすぐ舞台から降りて待機室へと向かっている中そんな事を呟いた。
(やっぱり僕には軽すぎるよこの大会、つまらない)
失意が混じったため息を吐きつつ部屋の中に入る。すると椅子に見覚えのある人物が二人居た。
「あれ、居たんですね?マスター」
「あぁ」
「やっほー!私もいるよ」
「セリアさん久しぶり、任務は終わったんですか?」
「うん、らくしょー」
「そうですか、所で何か御用で?」
「…順調か?」
「まぁ…はい、今の所は苦もなく不可もなくって感じです」
「次は苦労するぞ」
「マスターが変な仕込みしなければ楽勝だったのに…」
「興味があったからだ、すまん」
「ま…いいですけど」
それから少しの間が空いて椅子に座ろうとした時セリアさんが口を開く。
「勝てるの?隼也」
「戦略次第って感じ」
「なら勝てる」
「期待込められても…ね、マスターの教えとかあるから微妙」
「マイン・ボルテージの一員としてちゃんと勝ってね?負けたらその体を次元と空間の狭間に投げるから」
「それほぼ死刑宣告じゃん!」
「負けは死刑!」
「ひど!」
「…落ち着け、変にプレッシャーを与えるなセリア」
マスターの言葉で頭が冷えたのかしんなりして頷いた。
「ちぇっ…分かった」
「マスターありがとう」
僕がお礼を言うと席を立って扉の方に歩いていく。
「顔も合わせたから俺たちはもう行く…じゃあな」
「ばいばいー」
「え、あーはい、ばいばい」
二人が部屋から消え、二人の気配が無くなるのを確認するとモニターを覗く。
(マスターの弟子の試合を見ておかないと)
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side:智洋
〖ではでは、準決最後の試合を開始致します!興奮が冷めやらない内に行きましょう!〗
〖まずご登場してもらいますのは戦場の女神こと圧巻する剣さばきを見せてくれた謎の流派を会得している美少女!木崎智洋選手!!〗
会場が揺れるぐらいの歓声を浴びながら俺は登場。その中でも俺の名前を連呼していたり応援歌…?の様なものまで聞こえてくる。恥ずい。やめろよお前ら…。
逃げ出したい気持ちを抑えて歩いていくと次の選手の紹介が来る。
〖そして、最後はこの方!星乃家の守りを破り漢を見せた武闘家!リュー・レメン選手!!〗
本選同様、今度は右腕を掲げながら登場。その顔は自信に溢れて勝つ気満々と言った具合に伝わる。
(なんか昔こういう人居たよな〜誰だっけ?家のもんにあんな人居たはず)
思い出せそうで思い出せないもどかしさになんとも言えない気持ち悪さを覚えていると、リューさんが此方に近づいて来る。
「本選で見たぞあんたの剣」
考えるのに集中してたせいでビクッと反応してしまい咄嗟に構えてしまった。
「……なんもしねぇよ」
「あ、すみません…考え事してて…」
「あー…いや大丈夫だ」
「それで、あんたの剣を見て俺は只者じゃねぇと感じた。本気出してなかっただろ?」
「え?」
( ˘꒳˘)




