第2話:事実
今日はとにかく書けるだけ書きます。今回は少し長めです
あれから移動を続け、今は大型ショッピングモールに来ていた。情報が少なすぎて右も左もわかんなかったから移動をしまくって情報収集そして、食料集めをしてる。
(店内は案外綺麗なんだな…瓦礫とかあるけど)
廃墟と化してるこの街は比較的新しいのかもしれない。それだけでも有り難いヒントだ。
「あ、ちょうどいいリュック発見」
アウトドア用の大きなリュックが床に落ちていてそれを拾い、背負う。
それから移動を続けていたが事件が起きた。
建物の二階に上がろうとしていた時、視界に入った数百cmある大きな立て鏡…それを横目に見ていたら、信じられないものが見えた。
立て鏡がある場所に走り、驚く…
「…あ、こんにち…ははっ…冗談と言えよ…」
鏡に映る自分の姿に唖然としていた。そこに映っていたのは銀髪ショートに碧銀色の瞳…Eはあるだろう豊満な胸…劇的すぎる変化に未だ脳の処理が追いつかない。
「あ…え…あっ…?」
疲れてるからそう認識してただけと誤魔化しをしていたのに…その認識が崩れ、目の前の状況に固まる。
スゥゥ…はぁ…かれこれ二十分ぐらい固まっていた。やっと脳の処理が終わり動けるようにナタヨ
「もう…いいや。この世界で性別が変わろうともういい…へこんでいても始まらねぇし」
またしても気持ちを切り替え、移動を開始した。
だけどまだヘコむ。未だ卒業できずにTS化するとは…はぁ…
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ショッピングモールの全域を探索し、もうどこも探す所が無くなったからショッピングモールから出て、魔物の探索を始めた。
俺は一つの仮説に気づいたからだ。本当はすぐ気付くような話なんだが…如何せん状況が悪かったからさっきまで気づかなかった。
まぁ、この仮説が合っているのだとすれば…生き残れる確率はグンと上がる。その仮説とは、レベルアップの事だ。魔物がいる世界で無いはずが無い、例えレベル表記が無くてもファンタジーならスキルや能力値と言ったものが絶対あるはず…
だから、俺は魔物を探す。一種の賭け事であり、大変に危険な賭けだ。それでも、俺には異世界で培った経験がある…弱体化しようがなんだろうが経験だけは死なない。俺なら行ける
何だかんだ思っていたら、二体のゴブリンと遭遇
「ギギャ!」
「ギャギギャ!」
俺を見つけてはすぐいやらしい笑みを浮かべ笑いだした。今の俺はアイツらから見て相当非力に見えるんだろうな。
「既視感な演出どうも。低脳共」
人間の言葉を理解しているのか、低脳共って言葉に大きく反応し、襲いかかってきた。
「ギギャ!!」
「ギギ!!」
粗末に棍棒を振り回し、俺に迫るが…不思議と何も感じなかった。
さっきまで経験は死なないやらなんやらと言っていたけど実際は不安を感じていた。だってさ、体が変わっただけじゃなくて世界そのものも変わってんだよ?行けるって保証も無いし…良かった覚えていて。
目の前に迫るゴブリンより、速く動き、雑に振り回している棍棒に目掛けてショッピングモールで拾った出刃包丁を投げる。
一直線に出刃包丁が棍棒に向かい、勢い良く刺さる。一体のゴブリンの動きが止まり、その隙を見逃さずもう一体に"また"出刃包丁を先程と同じように投げる。これもまた勢い良く刺さり動きが止まる
そして、近接が可能な範囲に近づき、一体のゴブリンに回し蹴りをし、回し蹴りの勢いを使ってもう一体にかかと蹴り…二体は2mほど吹っ飛んでピクピクと体を震わせていた。
今度は普通の包丁を取り出し、ゴブリンにトドメを刺す。
すると、どこからか感情のない女性の声が聞こえて来た
『魔物の討伐を確認。レベルアップしました。レベルアップに伴い能力値が付与されます』
やっぱり…睨んだ通りだ。俺の仮説は合っていた。よし。早速見ますか
「ステータスオープン」
俺の言葉に反応するように、目の前に映し出される。
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名前:木崎智洋
LV:2
年齢:17歳
種族:人族
性別:女
職業:勇者
称号:神殺しの英雄
HP:482/482
MP:540/540
筋力:241
敏捷:274
防御:315
器用:309
知力:289
幸運:105
能力:
剣術Lv1 武術Lv1 全属性Lv1 闘気Lv1
鑑定Lv1
固有能力:
天変地異
###@sdgxx
技能:
武功 アルフェデート流剣術 帝国式魔導戦術
所持品:
包丁✕6 パン✕10 水2L✕2
加護:勇者の加護 武の加護 魔の加護
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すげ…まるでゲーム画面みたいだな…にしても
なんだ?あの文字化け…?よくわかんねぇけど、一応異世界での力はあるみたいだな。何個か消えてるけど…やっぱ能力は初期化されるのね泣きそう。
あの努力が水の泡って考えたらほんとに泣けてくる、折角神に勝てる能力持ってたのに…あーあ。あの力があれば無双してワハハとできたのに…男の夢がぁぁ…
今女だけど。
(まぁ、能力があるだけマシか。それよりも…色々と見ないとな)
元居た位置から移動し、安全な場所に隠れ能力を見る。
能力値の方は多分というより名前通りの事だろうし無視して大丈夫だな。それより…神殺しの英雄ってどんな補正があるか気にな──る?
称号の部分を押して、神殺しの英雄の詳細を見てみると…
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神殺しの英雄
・見栄えが良くなる
・厨二心くすぐられる
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くそ使えねぇぇぇ!!あんなに苦労してんのにこれっぽっちかよ!!ざっけんなよ!?
なんて肩透かしな称号なんだ…確かにカッコイイよ?くすぐられるけどさ…普通なんか凄い能力とかあるでしょーよ。見栄えしかないとかとかクソすぎだろ。運営に訴えてやる。
愚痴を零しながら勇者の所を押すと…
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勇者
・人類の希望にして、世界でただ一人だけに選ばれる最高位の職業
・不明
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まぁ、これは結構分かっていたから驚きはしない。よっし、次々〜
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剣術
・剣の使い方が上手くなる
・剣の威力やクリティカル率が上がる
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武術
・戦道具や素手の使い方が上手くなる
・素手や戦道具の威力、クリティカル率が上がる
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ふむふむ。なるほどね…他…っと、ん?この気配は?
隠れた場所からでも感じる程の威圧…何だか見覚えのある威圧だった。
隠れながら威圧の張本人の姿を視認…その姿に俺は驚愕してしまった…四足歩行をする禁忌の魔物──合成獣だ。
合成獣とはあらゆる魔物を繋ぎ合わせ、魔物の融合を無理やりにさせた魔獣の事を指す。これは異世界で禁忌とされており、生命の尊厳を脅かす重大な罪として色んな国で禁止されている。やったものは軽くて終身刑、重くて死刑の100か100しかないような極端すぎる刑に罰せられる。
そんな合成獣が日本に徘徊してるってやばすぎだろ…
終わったー。今回は少し長めですいません




